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ようは「おやじは使い物にならない」の一言につきると、
そういう事でございますね、納得。
で、
土曜日の夕方、T急ストア南6条店。
運転手役で奥さんといっしょに買い物に来たらしきおやじ達が
手持ち無沙汰にうろうろしている
テキパキ動く妻から離れ、彼等がうろつくは
大好きな魚売り場。
青森産本マグロのパックを丹念に見比べている
さく取りの位置によって、同じ赤身でも、味は違うんである、と言いたげに。
で、その横には、天然物、積丹産ひらめもずらりと並んでいる
そちらも、エンガワが多く付いてるやつを選んでるのか
一つ一つ手にとって、それはもう、骨董品でも品定めする勢いさ、
・・・実に楽しそう・・・だ、が、
そこに、カートを押して颯爽と、妻登場。
「なに見てるの?今日の分は、もう買ったんだから、さっさと行くわよ」
と一言、
「この赤身、うまそうだぞ・・・・・」と、小さな声で、囁きつつ
なにげにかごに入れちまおうとするおやじ、が、しかし、
「いらないわよ、そんなもん、も〜〜〜〜!、メニュー決まってるんだから、
余計なもの入れないでよ!」と、ぴしゃり、
思考の余地なく、問答無用の却下。
さびしそ〜〜に、元の位置に几帳面にマグロを戻す可哀想なおやじ。
で、そこに今度は20代前半らしきカップル
「オ〜〜〜、すっげ〜、このキンキ 2,500円だってよ、
一匹で2,500円だぜ! たっけ〜〜〜。」と叫ぶは、カゴをさげた男子
その横で、ミニスカ女子
「やっだ〜〜、みき(多分名前)こっわ〜〜〜い、
お魚は、みき、全然だめなの〜〜〜、触ったりなんて絶対出来な〜〜い」だと。
後ろから飛び蹴りくらわしたろか!と心で叫びつつ、
男子の手に下げられたカゴの中身を見ると
コアラのマーチ♪、ポキポキポッキー、プッチンプリン・・・・これが晩ご飯か・・・・
・・・・・お〜まいがっ!
そんな混沌の中、わたくしは、さっきのおやじが断念した、
青森産本マグロを、誰に邪魔されることなくしっかり購入。
ネットリと舌に吸い付くようで、
うっすらと上質な血の味がする極上の赤身(by服部幸應)
青森産かどうかは知らないけど、あのおやじの目は正しかったと、ちょっぴり尊敬。
ビール片手にナイターでも観ながら、この赤身、食いたかったんだろうなあ
ワサビにツ〜〜ンときたりなんかしながらさ。
悪いねえ、おやじ。
1人でちゃんと、参観日行けるようになったら、買ってあげるよ、へっへっへ