■Diary
その日あったこと、考えたこと、更新報告などなど、何でも記録のページです。
11月  2004年  HOME
■2003/12/31(水)   曇り  -4.0→+4.3

今年もいろいろあった一年でした。
たぶん、来年もいろいろあるでしょう。
いろいろあるから面白いし、いろいろあるから辛い。
来年もそんないろいろと、いろいろな手探りでもって付き合っていきましょう。
失敗を楽しみながら。

今年もお世話になりました。
来年もよろしくお願いします。

■2003/12/30(火)   曇り→雪  -0.7→+5.2

<年末特番>
年末特集で、連夜、NHKスペシャル「映像の世紀」の再放送をしていている。
ほんの100年も経ってない間に、イギリスやドイツやロシアや日本までもが
植民地争奪戦をしていたのが、今までとは違う実感をもって感じられる。
戦後生まれの私達は、世紀末までは、20世紀は戦争の世紀だったなんて振り返るほど
過去のものに思えたのに、実は侵略者はかつての列強からアメリカにかわっただけだった。

アメリカの大量破壊兵器は誰が査察、廃棄させるのだろう?
日本軍のイラク派兵問題で、ポスト朝鮮・ベトナム世代にも、世界の構図が突きつけられている。
彼らが投票をサボってるうちに徴兵制だって復活しかねない。
日本には国民がレジスタンスとして戦った歴史がないしね。
やはり長いものには巻かれるしかないのか。
■2003/12/24(水)   晴れ  -0.7→+5.2

<祝婚歌>
詩人の吉野弘さんが姪御さんの結婚の際に贈ったとされる「祝婚歌」 を
結婚式で朗読するのが流行っているらしい。
これを新婦の父親が涙ながらに朗読する図、なんてのは、
ちょっと勘弁してほしい気がするけど、改めて読んでみると
夫婦円満の秘訣というだけじゃなく、
いろんな人間関係に通じるようなしみじみ良い詩。

- * - - * - - * - - * - - * - - * - - * - - * - 

二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい
立派すぎることは
長持ちしないことだと気付いているほうがいい

完璧をめざさないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい

二人のうちどちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい

互いに非難することがあっても
非難できる資格が自分にあったかどうか
あとで疑わしくなるほうがいい

正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気付いているほうがいい

立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な緊張には
色目を使わず
ゆったり ゆたかに
光を浴びているほうがいい

健康で風に吹かれながら
生きていることのなつかしさに
ふと 胸が熱くなる
そんな日があってもいい

そして
なぜ胸が熱くなるのか
黙っていても
二人にはわかるのであってほしい

(吉野弘詩集  ハルキ文庫)

- * - - * - - * - - * - - * - - * - - * - - * - 

うちは夫がこういう心根の人だから、これまで波風が立たなかったのかも。
・・・・とちょっと言ってみる。クリスマスイブだからね(笑)。


*「祝婚歌」をここに載せるに当たって、著作権についてどこに問い合わせるべきか
探しましたら、「イッセーおやじの中年のひとりごと」で吉野さんご本人が
この詩に関するお考えを話している文を読み、私の判断で掲載させて頂きました。

■2003/12/21(日)   曇り  -3.7→+2.1

<フェイク>

■夕べは某所のクリスマス祝会用に頼まれたケーキを5台作り、寝たのが3時過ぎ。
もっと早く取り掛かればよいものを、夕方までぐずぐずしてたせい。
今朝起きたら、頭が痛い。
風邪を引いてしまったかなと思い、ケーキを届けただけで、祝会には出ずに帰宅。
バファリンを飲んでも治まらず、夕方2時間ほど寝たら、すっきりさわやか。
どうやら寝不足が原因だったらしい。

■ケーキと言えば最近は生クリームが主流で、バタークリームのケーキには
なかなかお目にかかれない。
手間がかかるんで淘汰されちゃったのかな。
昔の、堅くて甘いクリームのイメージであまり好まれないのかしら。
ちゃんと作ったバタークリームは生クリームよりずっとおいしいのになぁ。
と思いつつ、家用のは今年もたぶん生クリームになりそう。簡単だものね。

■感謝祭にイラクを訪れたブッシュ大統領を見て、思わず「本物かいな」と思ったけど、
ご本人はともかく、手に持っていた七面鳥が作り物だったとか。
今回のフセイン逮捕も、支持率低迷へのてこ入れから、「もしかしたら演出?」
と思ってしまうほどのタイミングのよさ。まさか替え玉ではないとは思うけど。
たしかにメディアは疑うべきだけど、疑い出すとキリがない。

■2003/12/18(木)   晴  -1.3→+2.9

<続・ウォシュレット>

■昨日の日記を書いていて思い出したのですが、TOTOウォシュレットのデビューより
10年近く前の昭和44〜5年頃。
お父さんが眼科の開業医をしていた同級生のK君の家には、
すでにウォシュレット様のものがついていました。(お父さんが痔主さんだった模様)
洋式トイレも一般家庭では珍しかった頃。
鉄筋コンクリート3階建てのK君の家は、ワンダーランドでした。
あれはいったいどこ製だったのかなぁ。

■ちなみに今ではウォシュレットの普及率が50%近くとか。
これは、一説によると日本人の成人の痔の罹患率と同じくらいになるらしいです。
大人の2人に1人は痔主なんて、よく考えたらすごい数字ですよね。
その割に肛門科は少ないですね。
ほとんどの人は、売薬で済ませて、ちゃんと病院で治療を受けていないんでしょうか。
だいたい名前が悪いですよね。肛門科なんて。
診察券が入っているお財布を落としたら、うら若き乙女なら取りにいけないじゃないですか。
何か良い名前ないですかね〜。
って私が考えることでもないですが・・。(^^ゞ

■2003/12/17(火)   曇り   -3.6→+1.1

<センチメンタル>

■夕べは、ながらで「俺たちの旅・30年目の運命」を見てました。
連続ドラマだった「俺たちの旅」をリアルタイムで知っている私。
あれからもう30年経ってしまったってことなんですね〜。
年代が近い俳優たちの老け具合にちょっとしみじみしてしまいました。

■「お尻だって洗ってほしい」のCMで衝撃的デビュー(?)を果たしたTOTOのウォシュレット。
プロジェクトXでやっていましたが、あれは25年も前のことだったらしいですね。

私の父は痔が悪く、朝、父がトイレに入ると、母は父専用の洗面器にお湯を張って
浴室に置くのが長年の習慣でした。トイレから出た父がそれでお尻を洗うのです。

実家にウォシュレットが来たのは、父が死んで4〜5年後のこと。
今でも時々母は「あの頃これがあったらね〜。お父ちゃんにも使わせてあげたかったね〜」
と言っています。

■2003/12/14(日)   晴  -6.8→+4.5

<スパイウェア>


日記に書こうと思っていたRealPlayerのことを、うっかり(笑) 談話室に書いてしまったので、
こっちでは、それでちょっとひっかかった「スパイウェア」のことを。

以前、談話室でも話題になった「スパイウェア」ですが、その時は、「70個も見つかった〜!」と
喜んで(?)駆除したのですが、喉元過ぎればなんとやら、それっきり忘れていましたが、
2、3日前、たまたま別のことを検索していて入ったサイトでまたこの名前を見つけました。

Sakura Lyrics内の「スパイウェアに注意」のページ、
Kansai K2 Express's Home Page 内の「スパイウエアに要注意」のページ

で、 RealPlayerの無料版をダウンロードする前に、前出のサイトに書いてあった
「Ad-Aware」という駆除ソフトでスキャンし、発見されたスパイウェアとおぼしきものを一掃し、
それから、RealPlayerをDLしたのですが、直後にもう一度駆除ソフトでスキャンしてみると、
案の定というべきか、怪しいファイルが3つ出てきていました。
許諾書をよく読まなかったし、確証はないのですが、もし、「スパイウェア」がこんなメジャーな
ソフトにも入っているとしたら、その蔓延の仕方は推して知るべしということでしょうか。

駆除ソフトも無料ですが、どうなんでしょうね。ほんとにひも付きじゃないのかな?
そういえば最初のツールを落としてから外国からの宣伝メールが増えたような気もするし・・・
疑いだすとキリがないですね。

ま、スパイウェアが、「利用者に分からないように情報を収集する」といっても
結果、宣伝メールがやたら送られてくると言うだけなら、無料ソフトを使わせてもらう恩恵と
秤にかけて、「そのくらいなら我慢しようか」とも思うのですが・・・。
ただ、中にはPCを不安定にしたり、勝手にインストールするような悪質なものもあるようなので、
無料のソフトをダウンロードするときや、バナー広告がついているページを覗くときは
ちょっと気にとめておいたほうがよさそうです。

■2003/12/12(金)   晴/曇  -2.0→-3.0

■更新報告:秀作の部屋

第15回の秀作川柳を選定いたしました。
今回の特選はなぎささんでした。
■2003/12/10(水)   晴/曇  -5.4→-2.0

<怖い!>
■ドアを開けて後ろを見ながらバックしていた男性が、車体と電信柱の間に頭を挟まれて
亡くなるという痛ましい事故が、札幌でありました。
バックミラーとサイドミラーでバックをするのに慣れている私は、ドアを開けながらとか
後ろを見ながらのバックは、かえって曲がりそうで怖いですが、
ドアを開けてバックをする人ってなぜか男性に多いような気がします(家の夫もそう)。
同じくせのある方、お気をつけください。

■目覚し時計やラジオを隣家に向かって大音量で3年(!)もかけ続けた40代の主婦が
傷害罪で逮捕されたとか。
やられた家の人たちも、こんなに長い間よく我慢したものだけど、かけていた人の家の中のほうが
もっとうるさかったでしょうに、その女の家族もよく3年も我慢したものですねぇ。

大きい音って1時間も我慢できないと思うけれど、実害が出なければ警察も動けないのかしら。
大阪の青空カラオケだって15年も居座っているそうですものね。
実際にはこういうクレイジーな人が隣にいたら、個人レベルではどうしようもないかも。
音の攻撃は勘弁してほしいなぁ。

■2003/12/8(月)   晴れ/曇り  -4.4→+0.1

■本日の収穫:あやしい当たりくじ
申し込んでもいないのに、オーストリアの宝くじが当たったそうです。

←白く消してあるところには私の
フルネームが書かれています。
24時間以内に返信すれば、ベンツか800万円にさらに+100万円をくださるそう。
 
  で、これが私の番号で            おお、やっぱりお約束のように(笑)

これはいったいぜんたいどんなトリックの詐欺なんでしょう?
返信したら、次にもっと大きな数字が書いていて、それには手付金が必要だとか言ってくるのかな
それにしても、今時、こんなおかしな話に引っかかる人がいるのかしら?

■2003/12/7(日)   晴れ/曇り  -0.4→+0.5

■本日の収穫:雪景色

例年になく遅い雪に、ひょっとしたら年内は雪がないままかもしれないと
淡い期待を持ってしまいましたが、やっぱり来ました。
今朝起きたら、一面真っ白な世界になっていました。

*↓の画像をクリックすると大きな画像になります。
雪の帽子をかぶったナナカマドの実
中)急に来た雪にカラスも戸惑い顔?
右)庭もすっかり雪景色真冬には積雪が1m以上になるので春まで入れなくなります。
■2003/12/4(木)   晴れ→曇/雪  +4.2→−1.2

■本日の収穫:パンドラさんと小樽デート

大阪のパンドラさんが、北見のみかるーさんちに遊びに行った帰りに、
札幌にも寄ってくださることに。

小樽でランチして、そのあと小雪ちらつく札樽バイパスをドライブして札幌へ。
我が家で大きくなったはなを見ていただき、小1時間ほどコーヒータイム。
去年の12月に続いて2回目の出会いでしたけど、数年来の知己のように
おしゃべりできて楽しかったです。
去年見そこなった大通り公園のライトアップを見てから札幌駅でお別れ。
パンドラさんありがとう。またお会いましょうね。(^。^)ノ


お昼は、以前にも紹介したことがある
庄坊番屋で食べました。

←これは名物の番屋巻き。
(トロ・トビッコ・イカ・ひらめ・ホッキ・ボタンえびなど)
  
上左)上の巻物とセットのお吸い物
巻物の中のボタンエビの頭が入っています。
上右)穴子のお寿司
以前の半分くらいの大きさになってしまいましたが、
味は変わらずおいしかったです。

タチポン
 
真狩焼き(じゃが・ベーコン・チーズの陶坂焼き)と八角の焼き物。
八角は、脂の乗ったホッケといった感じの味の魚です。
食べ終わると、残った皮と骨をから揚げにして骨せんべいを作ってくれました。
 
大通り公園のライトアップです。
■2003/12/3(水)   晴/曇  +1.2→+3.8

<テクノボケ>

この頃、パソコンに向かって仕事をしていたり、ネットサーフィン(死語?)していて、
ちょっと気になることを検索しているうちに、横道で引っかかってしまって、
肝心の何を探していたのかを忘れてしまうことがしばしばあります。

こういうのは、パソコンをしている時だけじゃなく、台所をしているときなんかにもあって、
たった今「あ、あれ切れているから買ってこなきゃ」と考えていたのに、
ちょっと時間を置くとその「あれ」がなんだったかをすっかり忘れている自分にあきれます。

会社に勤めていた頃は、歩く電話帳と呼ばれていたほど電話番号を覚えていられたのに
今では夫の携帯番号ですら空では出てこなくなっているし、
人に会ったり電話をするときに、相手の名前がすぐに出てこないことなんかもしばしばで、
それがけっこう付き合いの長い人だったりすると、相手にたずねるわけにもいかず
大汗をかいてしまいます。
(だからいつも行くクリーニング屋では、さりげなく自分の名前を名乗ってあげる親切な私)

こんなふうに記憶力がなくなってきたのは年のせいかと思っていましたけど、
これは、ひょっとしたらテクノボケっていうやつかもしれません。
以前書いたゲーム脳というのとも関係があるのかしら。

ペーパーレスの生活は、想像以上にノーミソを運動不足にしてしまうようです。
たしかに、本や新聞などの活字で読んだことは覚えているし、
手で書いたものは比較的記憶に残りますものね。

脳の運動不足解消のために、時々は手書きの手紙を書いてみようかしら。
それになにより、たまに文字を書くと、漢字は忘れているわ、ひどい字だわで、
「うぎゃー」と思ってしまい、それだけでも充分脳への刺激になりそうです。

*顔文字と(笑)なしの文に挑戦中です。

■2003/12/1(月)   晴/曇り  +2.2→+7.4

<国益>
スペインの情報局員に続いて、日本の大使館職員も殺されてしまった。
イラクの治安悪化は確実だというのに、政府は自衛隊のイラク派遣を見直さないと言う。

テレビに映る在りし日の大使館員の2人の動く姿。明るい笑顔。
そして、悲しみに打ちひしがれて空港に向かう遺族の姿。

派兵を強行しようとする人々には、自衛隊員1人1人に名前と顔があり、
こういう家族がいることを想像する力はないのか。
個人の命を確率の問題で片付けてしまうつもりなのか。

哲学のない政治家と、責任問題が及ぶのを避けることしか考えていない官僚。
ニュース記者が連発する「激震が走った」型のコメントを聞くと、
つい、そんな連中のことを想像してしまう。

「国益のため」「テロに怯まない・屈しない」という言葉は聞こえがいいが、
テロが起こりにくい土壌を作るのではなくて、西側の論理と武力で押さえこもうというのでは、
これからも決してテロはなくならないだろう。

そして現場で命を奪われるのは、いつも将来ある若い人たち。
そうまでして守らなきゃならない「国益」って、いったいなんだろう。

11月  2004年  HOME