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■2005/4/15(金)  雨→晴れ  +5.8→+9.3

■本日の収穫:「LE BAERENTHAL」

札幌の円山に去年の4月にオープンした、「ひらまつ」の系列のフレンチレストランの
「LE BAERENTHAL(ル・バエレンタル)」。
とっても敷居が高かったのですが、ゴルフコンペでここの食事券を貰ったからおごってくれるという、
太っ腹なANDYさんのお誘いで、ランチに行ってきました。

場所は、昔、路面電車の円山公園駅があったところ。南1条通りの西の突き当りです。
円山公園に隣接していて窓からは公園の木々が見え、街中なのに静かな場所です。

建物の外観は撮りそこないました。 レストランのHPをどうぞ。
 

入り口を入ってエントランスホールを抜けると、中庭を囲むようにウエイティングスペースと
ダイニングがあります。
お昼のコースは3,800円・5,000円・8,000円・12,000円の4種類。
私達は魚料理も肉料理もある5,000円のコースにしました。
まずは、アミューズ(お楽しみ)
手前から、白アスパラガスのムース。
ちょっとスターアニス(八角)香りがしました。
キイウイにカンパチのお刺身を巻いて、
ミントを乗せてオリーブオイルをかけたもの。
ブルーチーズのようなチーズに、
バターリッチなクラムをまぶしたものの3種類。
どれも、気が利いていてとてもおいしかった。
次は前菜。
イカのソテーとイカスミのリゾットの組み合わせも
ありましたが、私達が選んだのは、
グリーンアスパラガスの料理。
グリルしたアスパラガスに生ハムとチーズ(グリエール?)
半熟のウズラ卵の組み合わせ。
それにブラッドオレンジを加えた卵黄のソースが
かかっています。ちょっと甘酸っぱいソース。

魚料理は、鱒のスフレ。
スモークした鱒を刻んだの(たぶん)が上に乗って、
アサリの味のソース(白く泡立っている部分)と
緑のソースがかかって、後ろ側にグレープフルーツの
ジェリー、その下にグレープフルーツの皮のコンポート。
肉料理は鶏もも肉の炭火焼。
焼く前に、合鴨の油を100℃くらいに温めたところに、2時間漬けて、コンフィ仕立てに
しているそうです。そのせいか、長時間煮込んだようにお肉が柔らくなっています。
炭火で焼いたという皮の部分がパリッとして香ばしく、添えられたさっと油通しした
ロメインレタスと、ジン(ジュニパベ リー(ねずの実)の香りがする、マスタード入りマヨネーズも
おしゃれで、よくマッチしていました。
手前のオレンジ色のラインのソースはいちじく。黒いのは、バルサミコ酢です。
 
テーブルセッティングもすてきでした。食器はちょっとモダンな印象。
フランスのBARNARDAUDというところの製品だそうです。
カトラリーは、クリストフルのシルバーでした。
右の写真は、各テーブルの上にあったアクリル製の一輪挿しと白い蘭。
 
デザートは5種類。
私が選んだのは、熱々のチョコレートスフレに、コーヒーリキュールのシャーベット添え。
ANDYさんのは、イチゴの上にアングレーズソースをかけて焼き目をつけて冷やしたグラタン。

ここまでも充分、楽しみましたが、ここからがすごかった(笑)。
席を入り口近くの暖炉があるスペースのソファーに移って、
そこで、食後のコーヒーと小さなお菓子をいただくことに。

コーヒーと一緒に出てきたお菓子。
確かに小さかったけど種類がたくさん。
左からトマトのジェリーにヨーグルトが入ったスポイトが刺さっています。
ジェリーを舌の上に乗っけておいて、しかる後スポイトを押してヨーグルトを流し込み、
口の中で完成させてくださいという茶目っ気のあるお菓子。
次はバナナ入りのフィナンシェ。
その隣の薄いクッキーは、思い出せなかったけど、何か特徴のある香りがついていました。
その次は、とっても柔らかくできていた、チョコレートトリュフ。
右端は柔らかいキャラメルトフイー。

これだけでも充分なのに、小さな綿飴まで!
 
おまけに、マシュマロまで! テーブル脇で切り取ってサーブしてくれました。
どれも素晴らしくおいしく、お客を楽しませようという気持ちが篭ったお菓子でした。

もう食べられないと言いながら、コーヒーをお代わりして、
結局、トフィー以外は全部この場で頂きました。(トフィーはお土産/笑)。
こんなに食べても、口の中が甘ったるくならないお菓子たちでした。

スタッフの人たちも気さくで親切。
外に出たら、駐車場から車を出して玄関前まで回してくれてあり、
ホールスタッフ数人で車が角を曲がるまで見送ってくれました。
お見送りは、庶民としては、ま、ちょっと照れるというか、いらないとしても(笑)、
料理もおいしかったし、居心地よく、値段以上のもてなしを受けた印象です。
札幌在住のみなさま。たまのゼイタクにいかがですか?
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