湯たんぽ 2002年9月5日(7週目)

昨日の夕方、我が家にやってきたはな。
夕べは私達の気配がするとキュンキュン泣いていましたが、
今朝も朝ご飯を食べ終わると、さっそく出せ出せコールを始めました。

飼育本には、ここで負けては、これから先ずっとこの手が通用すると思わせてしまうので、
飼い主は子犬が泣き止むまで放置しなさいと書いてあります。

しかし、片や、動物の赤ちゃんの声というものは、聞く人に、放っては置けない、もうたまらんと
自分に注目させるために、誰が聞いても切なく聞えるようになっているのだという説もあるとおり、
この声を無視するのは、凡人にとっては至難のワザです。
それも、安全なケージに入れてあるならまだしも、何分はなは昨日から、
はなにとっては中途半端な深さの衣装ケースで過ごしているので、よけい心配です。
放って置くと静かになったので、そっと覗いてみたら、
爪先立ちでケースの縁につかまって、周囲を偵察中のはな。
なんとなく昨日より、態度に余裕が感じられます(笑)。
ちょっと怖いけど、よいしょすれば出られそうだな、
とでも考えているのでしょうか?
「あ、飼い主だ!」って顔です。見つかっちゃいました。(^^;
そうなると、もう大変。
この世の悲しみを一身に背負ったかのような声で、
いつまでもキュンキュン泣いています。

この後、必死でケースを乗り越えようとしました。
まだ手足の力がないので、乗り越えられないとは思いますが、
万が一乗り越えたら、床にもんどりうちそうで心配です。
しかたがないので、出してやったら、今度は
私が行く先々にチョコマカついてきます。

でもって、時々、行く手を阻むゴミ箱やスリッパに
びっくりして、フギュフギュ(まだワンワンにならない/笑)
言ったりしています。

でも、やっぱりまだ赤ちゃん。
疲れやすいし、すぐ眠くなるのです。
私が2,3分でも同じ場所に立ち止まっていると、
このとおり。
足の甲にあごを乗せて眠ってしまいます。
お茶碗を洗っている時も、足元で爆睡中(笑)
それではと、そっとケースに戻そうとすると、
すぐ目を覚まして悲しそうに泣きます。
お腹が冷えるだろうと、ベッドを持ってきてやっても、
無理やりベッドと足の間に割り込んできます。

はなは、生後5週目で母犬や兄弟と離されているので、
きっと体温が恋しいのでしょう。
私が動き出すと、チョロチョロつきまとうので、
踏み潰しそうで思うように動けません。

しょうがないので、エプロンのポケットに入れてみたら、
案外おとなしくしています。
でも、このままでは外仕事は出来ません。

おーーい。今日はいい天気だから飼い主は
やりたいことがいっぱいあるんだよ〜。(^^;
そこで、ふと思いついて、ペットボトルにお湯を入れて、
タオルでくるんだものを湯たんぽ代わりに与えてみたら、
ご覧のとおり、さっそくくっついて、眠り始めました。
近くに寄って行っても目を覚ましません。
その隙に、近所のホームセンターでサークルを
買って来ることに。
ケージの到着は明日の夕方。
とてもそれまで待っていられません。
幸いセール中で、85X60のが2、980円でした。

結果はこのとおり。
母犬の心臓の音代わりの目覚し時計と、
湯たんぽの温もりで安心したのか、ぐっすり眠っています。
やれやれ。昨日からこうしてあげていればよかったね。
ごめんよ、はなちょん。
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