■タイル目地にひと工夫

台所の調理台回りの壁は汚れやすいところなので、たいていのお宅では、
タイル貼りやステンレス貼りなどになっていると思います。

ステンレス貼りや、最近出回り始めた樹脂加工した壁ならつなぎ目が少ないので、
お掃除するのも簡単ですが、問題はタイル貼りの場合。
タイルそのものは表面がガラス質なので、簡単に汚れ落としができますが、
やっかいなのは、目地についた汚れです。

目地材は粒子が粗いので、汚れがつきやすく、また染み込んでしまった油汚れを
落としにくいのが欠点。
かといって、汚れの目立たない黒やグレーの目地は清潔感がなくて、
私はどうも好きになれません。

そこで、私は、ホームセンターで見つけた、モルタル用の防水塗料を目地に塗っています。
きれいに掃除した後、目地が充分乾くのを待って、細い筆で、乾いては塗り、
乾いては塗りを繰り返します。
これはけっこう大変な作業ですが、4〜5回塗っておくと、5〜6年は効果が持続するので、
ひと頑張りする価値はあります。
筆は絵を描くときの小さ目の平筆が使いやすいです。
但し、すぐ磨耗するので、安いので充分です。

*お風呂場や洗面所のタイルにもお試しください。カビの予防にもなります。

←これで、塗ってから6年経っています。
目地への汚れがつきにくく、また汚れも落としやすくなるので、
普段は、水拭きで充分。
家の場合、洗剤拭きは2〜3ヶ月に1度くらいです。
ゴシゴシしなくても済むようになったので、助かっています。

撥水剤の塗布作業は、大掃除の時がチャンスです。
苦労してきれいにすると、これをずっと保ちたいと思うのが人情。
いつかしようと思っていたら、たぶんずっとできません(笑)。

←これが、家で使った撥水塗料。
900cc入りしかありませんでしたが、木部やモルタル、
コンクリートの防水・防カビ・防腐・汚染防止剤として
使えるので、あれば何かと重宝です。

でも、こんなにあっても他に使いようがないわ、
とおっしゃる方は、撥水剤ほど保ちはよくありませんが、
ロウソクを目地にゴリゴリしても、似たような効果が
得られますので、そちらをお試しください。
この他、私が考えた、キッチンの寿命を延ばすアイディアは、
住宅雑誌「リプラン」43号のP16〜P19ページ、
「実践キッチンアイデア集」に載っています。

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