■収納(整理)のコツ
1・物を使う場所・使う人・用途・頻度などに応じて分類する
整理整頓は面倒なことのようですが、1度ルールを決めて手間をかけると、
あとはずっと楽ができます。
物をしっかり分類できれば、収納術は90%成功したようなものです。
2・ダブっているもの、死蔵品になっているものを処分する
どなたもそれぞれのお宅で収納の工夫はなんらかの形でしているはずです。
それでも収納術がこんなにもてはやされるのは、スペースの前に
物がありすぎるということが一番の問題です。
物を捨てるのはなかなか難しいことですが、分類してみると案外処分しやすくなります。
そして、それがなくてもちっとも不自由しないことにすぐ気がつきます。
3・使う場所に最も近い場所に収納する場所を見つける(作る)
納戸など離れた場所に収納すると死蔵品になりがち。
収納スペースが大きすぎても余計なものを溜め込むだけで、結局整頓しづらくなりがち。
適量・適所を確保することが大事です。
4・出しやすい(しまいやすい)工夫をする
整理のコツはひと口で言えば、使いたいものが即座に取り出せるようにすること。
家中の誰もが、物の場所を知っていて捜索時間ゼロ、即座に取り出せることが理想です。
取り出しやすいということは、元に戻しやすい。つまりはいつも片付いているということです。
深さがある場所→立ててしまう→ラベルを天につける
奥行きがある場所→引き出す
高さがある場所→しまう物にあわせて高さを仕切る
■収納はあくまでも使うときに便利なようにするものですが、時としてキッチリ詰め込みすぎて
見た目はきれいでも使いづらいことがあります。
衣類のたたみ方などを工夫してたくさん収納するというのは、一見良いアイディアのようですが、
その後も同じ状態を持続しやすいか、自分の普段の動きをよく考えて、無理のない方法を選んでください。
また、家電品などのサイズを測ってそれを収納する場所をきっちり作るというケースがありますが、
あれは、こわれた場合の入れ替えに対応しないのであまり賛成できません。
このあたりで使うという場所を決めたら、ある程度余裕を持たせて、
パーテーションは、変化に対応する形にしておくのが良いと思います。
*これはリプラン1999年46号「収納術」に私が書いたものを要約・抜粋しました。
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