送信日時 : 1999年4月19日 11:37

はるみ→さとこ
件名 :パーティ料理のこと

さとこちゃん、こんにちは着々とそちらの生活に溶け込み、楽しんでいる様子。
うれしく思う反面、独り立ちして行く娘の母のような心境です(笑)。

お客さん続きでしんどいとのこと。
確かに慣れない土地じゃなくても、食事からみのお客さんは、主婦にとっては大変だけど、
その機会に自分の家や料理を客観的に見ることができ、その結果思いがけないアイディアが
わいたりするから(ついでに家もきれいになる/笑)私は好きです。

結婚した時、たいした知識のなかった私が、曲りなりにも人にえらそうに教えたりできるのも、
20−30代に、いっぱいそういう機会を作ったから、覚えられたような気がします。
40代になるとだんだんおっくうになるから、さとこちゃんも体力も吸収力もある今、
そういう機会をたくさん作れる所にいて絶好のチャンスですから、おおいに頑張ってね。

私の経験からアドバイスするとすれば、ゲストが外国人の時は、
日本料理は一品位にした方が良いようです。
和食は手がかかるわりには、インパクトがなく、好き嫌いもあるので、
話の種とホスト宅色ということでなにか一品だけ、和風ローストビーフ、
肉類の入った和え物、具沢山の冷奴など又は主食をお米を使ったものにする
などが、無難なようです。中華やイタリアンなどが国籍を問わず、喜んでもらえるみたい。
和食と違って準備だけしておけば、その場であまりバタバタしなくてもいいしね。
あと、子供が一緒の時や若い人の時は、クリーミィな料理を加えるのと、
デザートに力を入れると受けが良いようです。
カスタードやクリームを使った果物のパイなどいかが?
私がよく作るバナナクリームパイを紹介します。

バナナクリームパイ (24センチパイ皿)
(カスタードフィリング)     (パイクラスト)
卵黄・・・・・・・・・・・・ 5ケ  薄力粉・・・・・ 150G
グラニュウ糖・・ 100G  バター・・・・・ 100G
薄力粉・・・・・・・・ 大1.5  冷水・・・・・・ 大3
コーンスターチ・・・ 大2
牛乳・・・・・・・・・・・・ 350CC
バニラエッセンス・・・ 数滴 
ラム酒・・・・・・・・・・・ 大1〜2

(作り方)

1・カスタード
   牛乳にさとうを加えレンジで3分位温め粉類、卵黄をよく混ぜ、
     牛乳を少しずつ加えだまにならないように混ぜたら、レンジで3分ずつ
     2〜3回、フツフツいうまで、かきまぜながらかける。

2・パイ皮
   粉とバターをフードプロセッサーにかけ、パン粉状になったら、
    冷水を加え、ひとまとめになったら、台の上で何度か伸ばし、たたみ、
  を繰り返し、パイ皿にあわせてカットし、底前面にフォークで穴をあけ
  ふち飾りをつける(指・フォークなどで)

3・クラストの上にアルミフォイルを敷き、重石をしてオーブンを210℃で
    12分焼き、アルミフォイルと重石を取ってから再び12分焼く。

*重しをするのは、クラストが浮き上がらないようにするため。
 アルミでできた小石状の専用のものがソノマなどで売っているが、
 アズキや米、別のパイ皿などでも代用できる。

4・生クリーム200CCはさとう大さじ3とラム酒大さじ1を加えて、
     固く泡立てる5・バナナ4本を2センチ厚の輪切りにしてレモン汁を少し振りかける
   (黒ずみを防ぐため)

5・パイ皮とカスタードが冷えたら、まず底にカスタードの3分の1を敷き、
  その上にCのバナナを並べ、残りのカスタードでおおい、ホイップクリームを飾る。

*バナナのかわりに、缶詰のブルーベリ、ブラックチェリー生のイチゴなどもおいしいよ。
 バナナ以外の果物を使う場合はカスタードの上にのせ、ホイップも周りだけにして、
 果物を見せるようにしたほうがきれい。
 バナナだけは空気にふれると、黒くなるのでクリームから露出させないこと。

クリーミィな料理で超簡単な一品。

用意するのは
たまねぎ・大1個、とり皮なし胸肉・4枚、サワークリーム・200CC

1・たまねぎ、とりにくを2センチ角に切る

2・バター大1でたまねぎを焦がさないように、透き通るまで炒める。
  とりを加え火が通るまで炒めたら、白ワイン大さじ3加え、スープキューブ
  1個を砕き入れ、サワークリームを入れちょっと煮詰めたら、味を見て塩、
  コショーし、パセリのミジン切りを振って供する。

これは中華と一緒でも違和感無いし、ごはんやパスタにかけても、
とりをミートボールにかえたり、サワークリームのかわりに、
キャンベルのクリームマッシュルームスープで作ってもおいしいよ。
試してみて...ではまたね。

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