No.66
高齢者の運転についてどう思いますか?
投稿者---れいこ(2001/12/10 09:17:01)


新しい話題を出させていただきますm(_ _)m

私の舅は、年が明けると79才になります(多分・・)。
世間には80を過ぎても矍鑠としている方も少なくないでしょうが、
舅は、2度背骨を骨折し、その後背骨の神経周辺を手術したこともあり、
数年前から右足の膝下の自由が利かなくなっています。
膝下に補装具をつけ、杖をついてどうにか自力歩行している状態でした。

それでも、車の運転はやめません。
オートマ車ですから、左足が多少不自由、なら、なんとかなるか、と思うのですが、
彼の場合は右足・・・・
自分で「足に力が入らなくて、そのままでは立てない」と自覚しているのに、
車の運転には支障がないと思っているようです。
最近は左足も自由が利かなくなりつつあるようで、姑は障害者仕様の団地に申し込んだと言っています。
近い将来車椅子になるだろうと。
それでも、今のところ、車の運転は・・・・・(無言)。

先日、こちらの地方紙で、高齢者の運転免許についての紙上討論がありました。
高齢者自身からも、自分の判断で免許返納するべき、
いやいや、高齢者こそ車がないと生活できないのだから、周りが受容すべき等々と、
賛否両論でした。
我が家は市内でも比較的田舎(笑)に位置しているので、
買い物などは確かに車がないと不便です。
ハンドルにしがみつくように運転しているおじいちゃん、おばあちゃんの姿も
珍しくはありません。
不意に止まったり不意に曲がったり、不意に出て来たり・・・
こちらの寿命が縮みます。
(もちろん、危険な運転をするのは高齢者に限ったことではありませんが・・・)

地域性や個人差もあると思いますが、
いささか体の自由が利かなくなりつつある高齢者の運転・・・について、
どう思われますか?

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No.69
Re:高齢者の運転についてどう思いますか?
投稿者---通りすがり(2001/12/11 14:12:56)


お久しぶりです。

>先日、こちらの地方紙で、高齢者の運転免許についての紙上討論がありました。
>高齢者自身からも、自分の判断で免許返納するべき、
>いやいや、高齢者こそ車がないと生活できないのだから、周りが受容すべき等々と、
>賛否両論でした。

この問題は「賛否」といった、二者択一的なものではなくて、
解決するには、とてもたくさんのことを考える必要がありそうですね。
一つの意見として、ちょっと思いついたことを書いてみます。

第一に、高齢者になると感覚や運動能力が低下し、危険が増すという問題ですが、
これを考える場合、何よりもまず歩行者や他の交通の安全を優先すべきだと思います。
そのためには、一定年齢に達したら、免許の有効期間を短くし、運動能力や健康診断を
義務づけるなんてことをいってる人もいますね。
他の乗り物、例えば海技免許などは、若くても更新の度に体操をさせられますから、
身体能力の重要性を宣伝すれば理解が得られるかもしれないし、
それによって普段から健康管理や運動に留意する人が増えるかもしれません。

第二に、公共交通が少ない地域や、公共交通が衰退した地域で
車に乗れないことによって生じる生活の不便を、どう克服するかが問題ですね。
各自が自家用車を買って使うことに夢中になって、公共交通を蔑ろにしてきた
この国の交通思想と政策の偏りのツケが廻ってきたということでしょうか。
根底には地域格差の是正という、非常に難しい問題が潜んでいます。

とりあえず思いつくのは、小規模な共同体で運営する交通サービスでしょうか。
サービスに一定時間使用する人や車の税金を免除するなどして、
元気な住民が交代で「ボランティア白タク」(笑)をするような活動が
イメージできるのですがどうでしょう。
町にボランティア登録した自家用車には、取り外しができるマークでもつけて、
ボランティア活動中は依頼のあった高齢者を、希望の目的地まで送るなどします。
その代わり車のオーナーは維持費が安くなる。だめかなぁ、こんなアイデア。
利用者は町の福祉予算の一部を負担しても、自分で車を持つことを思えば
安上がりになると思うし。
ただ過疎で全員が高齢者なんて村ではできませんけど。

ほかに、高齢者の意識やプライドの問題もありますよね。
ある歳の免許更新のとき、運転不適格と診断され免許を取り上げられる。
これはショックです。自由の翼をもぎ取られたような気持ちになって、
傷つき自信を失い、急に老け込んで引きこもりになってしまうかも知れません。
そのためには、もう少し早い時期から、運転と身体能力について学び
年齢ごとに、免許更新時の身体検査を増やしていくなどの対策で、心の準備をしておく(笑)。
さらに車以外の老後の足が確保できれば、安心して免許書を返上できるでしょう。

なんだか机上の空論みたいなアイデアを並べただけですが、
住民の意思が反映されるのが議会であるとすれば、
今後多数派となる高齢者がその意志を明らかにすれば
少しずつ変えていけると思うのですが、どうでしょうか。

とにかく、高級車がステータスとなる時代は終わったし、
車の性能向上が、必ずしも人を幸せにしないことが明らかになりましたから、
自動車とは個人の財産ではなく、家族の夢を載せて走るものでもなく
公共交通の一部と考えるような発想の転換が必要でしょうね。
これは、高齢者の問題ではなく、これから交通社会に入ってくる子供達に対する
教育の問題でもあります。

これらの問題は決してスグに解決出来る問題ではありませんから、
自分の老後の交通のイメージだけは、しっかり持っておきたいと思っています。
それまで生きる保証はどこにもありませんが(笑)


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No.70
Re:高齢者の運転についてどう思いますか?
投稿者---sora(2001/12/13 21:34:33)


soraです。

高齢者の運転についてどう思いますか?の問いかけに
ちょっと我が身の将来について考えてしまいました。

現在私は100m離れた所でさえ、車を使ってしまう毎日。
足腰を鍛えるためにも、歩かなければと思ってはいるのですが・・・

つい最近まで、毎日のお惣菜を買うのには徒歩では無理な距離があり、
運転できる事の有難さを実感していたけれど、現実に例えば65歳
・70歳になっても運転できるだろうかとの不安も心の隅にあった
事も事実。

そんな私ですが、れいこさんの意見を読んで、周りに対する配慮って
ことを全然考えていなかった事に気がつきました。

そうそう、自分自身が運転出来るか、出来ないかではないのですよね。
運転しても良いものか、運転出来るにしても、しない方が良いものなのか。
う〜〜ん、
高齢だからこそ、車が運転できたらって思うことたくさんあると思いますが、
でも、いくら健康体であっても、確実に瞬時に対する判断力や瞬発力、その他
諸々、視力までが低下してきていることは事実・だったらやはり自分自身の身
の危険も然ることながら周りの人達に与える迷惑・危険を考えて我慢することが
必要なのではないでしょうか。

通りすがりさんが言っておられました。
>ある歳の免許更新のとき、運転不適格と診断され免許を取り上げられる。
>これはショックです。自由の翼をもぎ取られたような気持ちになって、
>傷つき自信を失い、急に老け込んで引きこもりになってしまうかも知れません。

絶対このような状態にはなりたくありません。
それでなくても老いが怖いのに!
免許更新の時にある程度年齢のいった人達には「今後の運転」について
もっと切実に考える時間を設けて、各々の自己判断を仰ぐ方向に持って
いけたら良いと思えるのですが。

自覚が伴わないのに、運転するなって言うことは難しい。
れいこさんのお舅さんも、運転することで、自由の利かない現実に抵抗
しているんでは・・・等と勝手に想像してしまいます。

通りすがりさんと同じく、これを機会に老後の交通のイメージ、
しっかり持ちたいと思いました。

*意見の部屋への投稿はこれで二度目です。
 少しも意見にはなっていないようで、困ったものです。
 管理人さん・ご指導お願いします。
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No.71
Re:高齢者の運転についてどう思いますか?
投稿者---はるみ(2001/12/16 02:12:22)


みなさん、こんばんは。おひさしぶりです。

高齢者の車の運転については、私にとっても身近な問題です。

夫の母73歳、私の母71歳。それぞれ40年以上運転しています。
2人とも最近は、夜間の運転は怖いと言って避けるようになりましたが、
日中は、ほとんど毎日のように車が足代わりの生活をしています。

夫の母は、今も週に3回3500mずつ泳いだり、山スキーなどもする
健康体ですが、反射神経や目の衰えを自覚しており、75歳になったら、
免許の更新はしないと決めているようです。

反対に私の母は、死ぬまで運転したいと思っているようです(苦笑)。
歩くのは300mもいやというほうなので、車がなければ行動半径が小さくなり、
子供を頼るようになるのを恐れているのかもしれません。

このように、車がなくても行動できそうな健康な人のほうが、案外あっさり
他者への迷惑にならないうちにと、車を放棄できるのかもしれないと
身近な母親たちを見て思ったりしています。

>自覚が伴わないのに、運転するなって言うことは難しい。
>れいこさんのお舅さんも、運転することで、自由の利かない現実に抵抗
>しているんでは・・・等と勝手に想像してしまいます。

これ、私も自分の母を見て、同じように思います。
前にsoraさんが書いておられた、「老後」の話にも通じることですよね。

>でも、いくら健康体であっても、確実に瞬時に対する判断力や瞬発力、その他
>諸々、視力までが低下してきていることは事実・だったらやはり自分自身の身
>の危険も然ることながら周りの人達に与える迷惑・危険を考えて我慢することが
>必要なのではないでしょうか。

いくつまで安全に運転できるのか・・
それぞれの身体条件や住環境にもよるでしょうから、
個人で判断して返上、というのは難しいですよね。

そうであれば、「いくつになったら、運転免許は返上(更新できない)」
というのを制度とするというのはどうでしょうかしらね。
取得は18歳からとなっているのですから、終了時期も法律で決めていいのではと
思うのですが・・これは差別になるでしょうか。

代わりに、車がない年配者たちも、今まで通り、自立して自由に動けるように、
通りすがりさんが提案なさった、「ボランティア白タク」のようなものを
制度として取り入れる。これ、地元の人が運営すると言うのが、ミソですよね。
年配者の孤独感、孤立感も和らぐし、一石二鳥。
なかなか、いいアイディアじゃないかと思いますよ。(^^)


■soraさん
こういうのは、慣れないうちは緊張しますよね。
でも、こういう風に話すことって、現実には少ないですから楽しいでしょ?
soraさんは身近なことをお話くださって、とてもわかりやすいです。
ここでは、管理人も一発言者として参加しています。
ここは自由な意見の交換の場ですから、表に書いた「お願い」以外は
特に、発言の仕方や内容に決まりなどはないのです。
どうぞ、今まで通り、思ったことを思ったようにお書きくださいね。


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No.72
今日思ったこと
投稿者---通りすがり(2001/12/16 04:28:14)


今日の夕方、山手通りを品川から目黒に向かって走っていると、
赤い2ボックスの小型車の後ろにつきました。
ゆっくり(といっても法定速度は出ていますが)走っていたので、
周りの車はどんどん追い越していきます。最初、初心者の若い女性かなと思ったのですが、
私はこの掲示板のことを思い出し、「もしや」と思って少し車間距離をつめて目を凝らしました。
案の定、高齢者の二人づれでした。女性です。

しかし、そのスタイルを見て心がなごみました。
後ろからは頭しか見えないのですが、翅飾りとリボンの着いた帽子ををかぶっていたのです。
とても可愛らしくて素敵でした。友達同士でパーティーにでもでかけるのでしょうか。
間もなく駒沢通りにさしかかったので、私は右折レーンに入ってしまい、彼女たちと分かれたのですが、
その後色々考えました。

高齢者の運転の問題のある部分は、交通法規とマナーの改善で解決できるのではないかということです。
今の交通の流れからすると、彼女らの車は走る障害物です。
しかし、そんなことになる交通の流れの方がおかしいのではないでしょうか。

都市の交通の流れを高速化し、10分の行程を7分にしたところで、どれだけメリットがあるのでしょう。
今の東京なら、どんなに飛ばしたところで時間を30%も短縮するのは難しい。
それに、生活に密接な関わりを持つ物流トラックや路線バスは、高齢者のようにゆっくり走っています。

私は30年間運転していますが、飛ばしたことが大いに役に立ったという経験は、数えるほどしかありません。
反対にイライラしたり、ヒヤッとした経験は無数にあります。
一般ドライバーがスピードを出す理由は、大部分が本能的な快感と、何となく気が急くからではないでしょうか。

交通の流れの見直しや、走行レーンや歩道や横断歩道の構造を改善すれば、
免許年齢はかなり引き上げられると思った次第。あとは教育の問題ですね。
動力性能が高い車に大金を投じ、貧乏臭くセカセカ走るのは、そろそろ卒業しようっと。

またどうでもいいような話を長々書いてしまったな。ではまた(笑)


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No.73
Re:今日思ったこと
投稿者---はるみ(2001/12/17 17:54:11)


通りすがりさん、こんにちは。

>案の定、高齢者の二人づれでした。女性です。
>
>しかし、そのスタイルを見て心がなごみました。
>後ろからは頭しか見えないのですが、翅飾りとリボンの着いた帽子ををかぶっていたのです。
>とても可愛らしくて素敵でした。友達同士でパーティーにでもでかけるのでしょうか。

楽しげで、素敵な光景ですね。
車だからこそ、お家からそういうスタイルで気軽に出かけられるのかもしれませんね。
そういう方達を、そのような眼差しで見られる通りすがりさんも、
また優しくて素敵な感性をお持ちの方ですね。
映画の「ドライビング・ミスディジー」とか、
「八月の鯨」のリリアン・ギッシュが目に浮かびましたよ。(^^)

>高齢者の運転の問題のある部分は、交通法規とマナーの改善で解決できるのではないかということです。
>今の交通の流れからすると、彼女らの車は走る障害物です。
>しかし、そんなことになる交通の流れの方がおかしいのではないでしょうか。

ほんとうにそうですね。
それに、今、街中で交通渋滞を招いている原因は、遅く走る車ではなく、
違法駐車や、無理な交差点浸入による進路妨害車によるものが、大半ですものね。

>私は30年間運転していますが、飛ばしたことが大いに役に立ったという経験は、数えるほどしかありません。
>反対にイライラしたり、ヒヤッとした経験は無数にあります。
>一般ドライバーがスピードを出す理由は、大部分が本能的な快感と、何となく気が急くからではないでしょうか。

これは、全く同感です。
まして、街中のように信号の多い所では、どんなに急いで走ったとしても、到着時間がどれほど違うことか。
それくらいなら、早めに出発して、ゆずりあいながら走ったほうが、よほど気分のいいドライブができますよね。

>動力性能が高い車に大金を投じ、貧乏臭くセカセカ走るのは、そろそろ卒業しようっと。

あはは、これも同感。
セカセカ走る車に限って「土足厳禁」なんてしていたりしてね(爆笑)

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No.74
考えがまとまらず
投稿者---れいこ(2001/12/23 09:25:41)


書きっぱなしになってしまって、申し訳ありません。
いろいろ考えて、まとまらず、書きあぐねて今日に至ります。

周囲が感じる不安と本人のプライド。
年齢だけではボーダーラインを引けない難しさ。
山間部や過疎地域での交通手段等の問題。
赤字がかさめば切り捨てられてしまう公共交通機関。


前回忘れていたのですが、もうひとつ怖いと思ったこと。
義妹(夫の妹)が結婚した相手の父親が、60代前半にして痴呆状態でした。
おもに記憶の部分の痴呆症状が顕著でした。
本人は自覚ありません。定年まで高校の先生をしていた人でした。
義妹が出産して里帰りしていた6年前、孫を見に夫婦でやってきました。
車の運転は、その痴呆状態の父親。
帰りに、団地の中の通路から外の道路へ出られません。
ここを右へ、と言っても、右がわからない・・・
わかりました、と頷きながら、角で止まって首をかしげている姿に不安が募ったものです。
今年、病気で亡くなりましたが、いつ交通事故を起こしても不思議はないと思う出来事でした。

そんなことを思い出しながら、皆さんのコメントを読み返しながら、
もう少し考えてみます。

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No.75
Re:考えがまとまらず
投稿者---はるみ(2001/12/24 00:21:40)


れいこさん、こんばんは。

>書きっぱなしになってしまって、申し訳ありません。
>いろいろ考えて、まとまらず、書きあぐねて今日に至ります。

こちらこそ、最初にれいこさんが書いておられた不安の部分に
触れることのない話ばかりで、ごめんなさい。

れいこさんのお舅さんにしても、義妹さんのお舅さんにしても、
運転をするには、不適当な状態だと思うのですが、
そういう状態でも、更新時の適正テストに通ってしまうとしたら、
チェック体制にも問題がありそうですね。

以前、速度違反で1ヶ月の免許停止処分で講習を受けた時のこと。
朝から夕方まで1日がかりの講習を受け、最後に20問くらいの
簡単なテストがありました。
それで、80点以上取ったら、即日、免許証を返えしてもらえます。
以下点数が下がるごとに免停の免除期間が短くなって、
20点以下の人は、免除期間無し、丸々1ヶ月免停のままです。
(もう15年位前の話で、今はこういう制度はないのかもしれませんが)

出される問題は、ごく常識的なもの。その日の講習の中からしか出題されません。
しかも、念が入っていることに、講習の最後の30分位は、
「ここからは居眠りしている人も起きて、よく聞いていて下さい。」と前置きして、
講師が、出題や答えを暗示するような説明をしてくれるのです。

にもかかわらず、信じられないことに、80点以上の人は2割弱しかいなく、
20点以下の人が1割くらいいたのです。

それ以来私は、こんな所で出て来る車はいないだろうとか、
まさかそんな進入はしてこないだろうとかなど、
周りの車を信用した運転は、しないことにしました(笑)。

たしかに運転さえ出来れば、それでいいのかもしれません。
外国にはそういう解釈で、車を走らせることさえできれば、
免許がもらえる国があると聞きますし。

しかし、自分だけでなく、他の人の命にもかかわることですものね。
収入のない老人が加害者になったら、その家族が責を負わなければ
ならなくなるかもしれませんしね。
抜本的な解決策がないうちは、取り合えず保険をたくさんかけるしか
ないのでしょうか。