<システムリソース>2001年11月8日

ノートPCに変えてから、やたらフリーズや強制終了が起こるようになった。
それまで使っていたデスクットップより断然よいスペックのはずなのに、
ウィンドウを2つ同時に開ける事すら、危うい状態。とても使い物にはならない。
システムリソースを見ると28%となっていた。
特にMSNのメセンジャーでボイスなどやろうものなら、たちまち10%近く減る。
古いデスクトップにも、同じような程度のソフトが乗っているのに、こちらは62%もある。

で、メモリを増やして見た。もともとの128MBにもう128MB、合計256MBである。
なのに、リソースは全然増えていない。
あとでわかったのだが、システムリソースは、メインメモリ搭載量とは関係がないらしい。
間違える人が多いらしく、リソースの説明のTOPに書いてあった(笑)。

で、リソースについて、調べた結果わかったことは次の通り。

・リソースはソフトを起動したり新しいウィンドウを開くたびに減少する。
・リソースが不足すると新しいウィンドウも開けなくなるので、Windows を快適に使うためには、
 充分なリソースを確保することが必要。
・リソースを減らす最大の原因はメモリに常駐するソフト。
 アプリケーションをインストールすると勝手に常駐するものがけっこうあるので、
 放っておくとリソースはどんどん減ってしまう。
・タスクトレイのアイコンはできるだけ減らすこと。

ということで、メモリに常駐するソフトを削除しようと決心。しかし、いったいどれを削除していいのやら。
で、サポートセンターに指導を仰ぐ事に。以下はその結果知ったことをまとめたもの。

リソースの確認方法

・システムリソースの確認。
スタート→プログラム→エクスプローラ→ ヘルプ → バージョン情報

・システムリソース、Userリソース、GDIリソース に分けて確認
スタート →プログラム → アクセサリ→システムツール → リソースメーター

■リソースの目安

Windows起動直後で70%以上は確保したい。
ウィンドウひとつ開くにもリソース3%ぐらいは消費するので50%程度ではすぐにリソース不足に陥る。
ソフトによっては終了してもリソースを開放しないものがあるので、使っていくうちにリソースは減する。

■リソースを増やす方法

いろいろあるらしいが、取り合えず教えてもらって実行したのは、スタートアップの項目を減らすこと。
方法は、以下の通り。

1・START→ファイル名を指定して実行→名前のところに「msconfig」と入れOK
2・システム設定ユーティリティのダイアログ→全般→起動オプションを選択するにチェック
  その下の項目全部にチェックが入っていることを確認
3・スタートアップタブを開く
4・ここに30位の項目があるが、一旦その横についているチェックを全てはずす。
5・そのあと、どれかを選んでチェックを入れる

で、この時どれを選ぶかだが、「スタートアップ」にはいっているのはWindows起動時に実行するプログラムで、
メモリに常駐するソフトは、たいていここに入っている。
チェックをはずすと、当然その機能が使えなくなるので、注意が必要。

参考までに私が残したものは以下の5項目。

internat.exe:言語や日本語入力システムのタスクトレイアイコン。キーボードのプロパティでもOFFできる。
ScanRegistry (scanregw.exe): レジストリのバックアップ作成(常駐しない)
SystemTray(systray.exe): PCカード(はずしても復活する)
LoadPowerProfile電源管理(はずしても復活する)
Mouse:使用しているマウスのプロパティ

*WINーMEを使っている人は、これに加えて、
PC Health
( システムファイル保護/システムの復元) は必須

結果獲得できたリソースは次の通り。

・システムリソース  72%
・Userrリソース    72%
・GDIリソース     86%

これで、起動時のリソースの空きは、だいたい満足できるレベルになった。
といっても、ウィンドウが2つくらい余分に開ける程度で、ここまでするのはどうかという気もする(笑)。

ところで、ものは試し、システム設定ユーティリティーのスタートアップの項目をすべて無効にするとどうなるか?
これでも、普通に起動する。ただし、安定して使える状態とは、未経験の私には保証できない(笑)。

<オマケ>
ちなみにその後さらに調べてわかったことは、次の通り。

「スタートアップ」に入っているものには大きく分けて3種類。

(1)Windowsに組み込まれているもの
「システム設定ユーティリティ」の「スタートアップ」で左に項目名、右に実行するファイル名があるが、
実行するファイルが C:\windows\〜 またはパスが無く *.exe のものが大抵これ。
何をしているのか不明なものが多く、チェックをはずすには注意が必要。

(2)アプリケーションが使用しているもの
C:\program files\〜、 C:\PROGRA~1\〜 などのものが多い。
ここでPROGRA~1はprogram filesのMS-DOSファイル名。

ここまでは「システム設定ユーティリティ」でないと見えないもの。

(3)スタートメニューのもの
スタート →プログラム →スタートアップ に入っているもので、msconfigの「スタートアップ」では下の方に出る。
チェックをはずすと「使用不可となっているスタートアップ項目」ができて、そこに移動。

必要かどうかは、名前、タスクトレイのアイコン、実行するファイルがあるフォルダ名、フォルダにある、
*.hlpや*.txtなどから、だいたい判断できる。
良くわからなくても、チェックをはずしてみて問題がなければOKという確認方法もある(笑)。
又、はずしてしまったプログラムは、なくなるわけではないので、使う時は、スタート→プログラムから立ち上げればよい。

尚、システムリソースについて、もっと詳しく知りたい方、私のレポートでは信用できないと言う方は、
ウインドウズトラブルシュート内のシステムリソースってなに?をご参照ください。


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