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大阪和泉市のブルセラ症犬の問題は、知るほどに胸が痛みます。
ご存知の方も多いと思いますが、崩壊した繁殖場からレスキューしようと
ある団体が入ったところ、その中に「ブルセラ症」という、人畜両方に感染するという病気に
かかっている犬がいるということで、行政が介入。
陰性も陽性も全頭殺処分するという判断を下したところから始まった問題です。
その後、多くの殺処分反対の声に、行政は殺処分を撤回、レスキュー団体と協力し、
保護、治療していくということでしたが、今月21日から行政のみの
管理となってしまったようです。
それでも適切な処置がなされていれば良いのですが、現状は雨の当たる不潔な環境で
温度管理もなく、狭いゲージに入れられっぱなしで、救済とは名ばかり。
持ち主が行政に代わっただけで、繁殖場時代と何ら変わらぬ環境に置かれたままの状態。
行政が手配した獣医師たちが入り、投薬もされているようですが、内容はどうも
治療しようとしているとは思えず、毎日死んでいく犬たちが出ています。
ブルセラは、発見されてからまだ40年ほどの病気のようで、海外では主にヤギや羊など
家畜に感染する例が多いとか。
人に感染した場合、通常の体力があれば自然治癒することも多く、又症状が出たとしても
早期に適切な治療を受ければ、短期間で完治するようですが、いかんせん日本では
感染例が少なく、初期症状から病気を判断することが難しいことがネックのようです。
ゆえに行政としては必要以上に警戒している部分もあることでしょう。
しかし、だからといって、適切な手当てをせず、劣悪な環境で死を待つのみの状態に
犬たちを放置しているのは虐待行為と変わらず。
一刻も早く犬たちを暖かい清潔な環境に移して充分なケアを受けさせるように、
行政の迅速な対応をお願いしたいと思います。
ブルセラ病、および今回のことについての詳しい経緯は、次の方々のサイトをご参照下さい。
■くすのき動物病院のブログ
ブルセラ病について、獣医さんの立場から詳しく書かれています。
■若様の宝石箱より「大阪府の救援活動とブルセラ病」
サンディエゴにあるSPCAの会員のマミィさんという方の日記です。
ブルセラ病で検索していて、見つけました。
彼女の日記は、論理的でわかりやすい文章で、共感するところが多々あります。
■一時預かりさんをしているハナママさんの日記より「救いたい命」
いつも温かく勇気のある行動に感銘しています。
■同じく一時預かりさんのやよさんのBLOG
行政が締め出すまで、現場にボランティアで入っていらっしゃいました。
現場での辛いやり切れない思いが伝わってきます。
ハナママさんと同じく、まず行動の方、頭が下がります。
■アークエンジェルズの日誌
■またたび獣医師団のHP
この件で、大阪府に緊急公開要請書を出しておられます。