庭日記・9  2005年7月17日〜7月21日
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■2005/07/21(木)    晴れ  +18.2→+26.3
 
スカシユリが開きました。緑陰に生えるこの色が好きです。
西日がちょっと当たる程度の、日当たりがあまりよくない場所に植えていますが、この場所で8年。
病気にもならず毎年ちゃんと出てきます。健気にもちょっとずつ増えているし。
カサブランカやルレーブ、マルコポーロなどは、いいとこ3〜4年で消えてしまうというのに、
この一見華奢そうなスカシユリは案外丈夫です。
欠点は風に弱いこと。花びらがすぐ傷みます。

スカシユリは、花びらの根元が透いているためこの名前がついたそうですが、
これは園芸種だからか、花びらはくっついています。
どちらかというと、アジアンティックリリーの咲き方。本当は日当たりを好むのかも。

ところで、百合の花びらは3枚で後の3枚は萼(ガク)だってご存知でしたか?
私は最近知りました。どれが花びらでどれが萼なのかよく見てもわかりませんでした。
なぜそっくりなのでしょう。面白いですね。


全体画像です。
向こうはアジサイ、後はエゾ赤松
足元にはフッキソウ、白のセイヨウオダマキ、
ギボウシのキャピタン、都忘れなど。
■2005/07/20(水)  晴れ +18.6→+21.6

今日は涼しいくらいの気温でした。
小さな花がぽつぽつ咲き出しています。
 
左)ホタルブクロ
普通のホタルブクロのつもりで買ったら、こういう面白い花びらのでした。
何ていう名前かな?ちょっと得した気分。
大きくなりすぎたアジサイの足元に植えたけれど、もっと目立つ場所に救済すべきか。
ホタルブクロは増えるしなぁ。思案中。
*白糸ホタルブクロ(カンパニュラ・タケシマナ・ビューティフルトラスト)と判明(7/21)

右)白花河原ナデシコ

咲き始めはサギ草のよう。切れ込んだ花びらがエキゾチックです。
ボリジです。
ゆりさんちから輿入れしてきました。

この星型の花の砂糖漬けを見て、作ってみたくなり、
20年位前に種をまいて育てことがあります。
こぼれ種でどんどん増えて、ミントほどじゃないけれど、
てこずった記憶があります。
砂糖漬けはうまくいきませんでした。

植えた場所がアルカリに傾いていたらピンクの花、
酸性なら、青い花が咲くそうです。
ここはどうやら酸性の土のようです。
 
左)ラベンダー
あまり大きくしたくないと、何年も半日陰に植えていたのですが、形が悪く徒長してきたので、
春先に日当たりのよいところに移してやったら、こんもりと形よくしげってきました。
産地に行くと、株を消耗させないように、まだまだこれからというときに、
花穂を切ってしまうようですが、それじゃあまりにもさびしいし、株が成長しすぎても困るので、
我が家の場合は、花が全部終わるまでこのままです。

右)黒花フウロ
2センチくらいの小さな花です。茎がひょろっと伸びます。
黒花とは言っても、赤紫のような色です。花芯が長く飛び出ています。
以前はこういう色の花は好みじゃなかったのですが、ガーデナーズクラブで
風にそよいでいるのを見て気が変わりました。春先からの売れ残りの一株を先月購入。
元気がなかったので、どうかしらと思っていましたが、いつの間にか花が咲いていました。
 
オカトラノオ(左)と黄花スカビオサ(スカビオサ・オクロレウカ)
先日、E*gardenで購入しました。
 
左)スカビオサ・コーカシカ
これは以前からある背が高くなるタイプ。これの薄い黄色を先日E*gardenで購入。
白をずっと探していますがなかなか見つかりません。
右)シレネ・ディオイカ
6月下旬から咲き始めていますが、茎が伸びてきました。
葉っぱがおいしいのか、随分虫に食われています。
■2005/07/18(月)  晴れ +21.8→+28.8

デルフィニュウム(ベラドンナ)が咲き始めました。
鮮やかな青花が爽やか。
 
左)エリンジュウム・プラナム
小さな花が集まって球状になり、その周りを囲むように苞が広がっています。
花だけじゃなく、苞や茎も銀色がかった青紫になり、地味な花ですが、味があります。
ドライフラワーになります。
右)マーガレット
満開です。この普通の一重咲きのが好きです。
去年まではピンクのには見向きもしなかったのに、今年は植えてみたくなりました。
多年草ですが、北海道では、戸外で越冬できないので一年草扱いです。
 
ケントベル 
カンパニュラ、ホタルブクロの仲間です。ホタルブクロと同じく下向きに咲きます。

都忘れの後ろで長い間目立たず咲いていたのですが、春先に、目立つ場所に移してやろうと、
11日の画像にある、キョウガノコとアナベルの間に植えたら、両側から葉っぱが茂ってきて
いつのまにやら、完全日陰に埋もれていました。なんという想像力のなさ!(^^;
毎年見ている光景なのに、春先の何もないときには、ついうっかりしてしまいます。
というわけで、昨日救出して鉢植えにしてやりました。

もう花も咲いていましたが(左の写真)、元々の濃い青紫ではなく、モモバギキョウのような、
少し薄い紫で花びらの艶もあまりありません。茎も徒長してヒョロヒョロしていました。

ところがなんと、今日1日お日さんに当たっただけで、次に咲いた花(右の写真)は、
本来の艶のある濃い紫の花になったのです。この変化の早さにはちょっと驚きました。
ケントベルは日陰に強い花ですが、多少は日が当たらないといけないようです。
 

5月の下旬に鉢植えした野菜とハーブたち。
植えた直後しばらく寒くて、こじれるかと心配しましたが、
元気に育っています。
ミニトマトは、まだ青いですが、たわわに実っています。
苗は私の身長を越しました。

適当に植えてもちゃんと育つんですね。
お日さんの力は大きいですね。
当たり前のことですが、日々感心しています。
■2005/07/17(日)  晴れ +19.7→+29.9

今の庭に作り変えてから8年。家の庭は今年が1番賑やかです。
いつもはそうたくさんは植えない1年草を今年は随分植えたし、種もまいたし、
鉢植えもこれまでになくいっぱい作りました。

鉢植えは、移動できるのが利点です。
花が終わった宿根草や、切り戻した1年草に再び花が付くまでのカバーにも使えるし、
家のように、居間に座ったときに、1番よく見える場所が半日陰で、
あまり華やかな花を植えられないなんていう条件のところにはもってこい。
・・・ということはわかっていても、これまでは冬支度を考えると面倒で、
玄関前以外ではほとんど取り入れていませんでした。
戸外での越冬にはプラスチックの鉢しか使えないというのもネックでした。

バラを鉢植えにするときに、安くて見た目もこれならまあ許せるという鉢を見つけたのが始まり。
1年草はもとより、これまで地植えで隅に追いやられていたものや、花期が短く、花が終わったあと
場所を塞ぐだけだったもの、大きくなりすぎた株、小さくて地植えでは目立たない花など、
あれこれ鉢に仕立て直してみたら、気分が変わり俄然楽しくなりました。

入り口側。
バラは一休み。今元気なのはシャスターデイジーです。(手前の背の低い白い花)
デルフィニュウムやスカビオサなどの背の大きな宿根草が上がってくる前の隙間を
鉢植えや地植えの一年草が彩ってくれています。


デイジーも後数日で終わり。いつもは花が終わったあと
刈り込んでそのままなのですが、今年は、ここに
ちょうど咲き始めたミニバラを持って来る予定。

左にある薄紫の花のはイソトマの鉢植え。
その右向こう、丸い形の白い花は、同じく鉢植えの
フランシーヌ・オースチンという小型のバラで、
その後ろが鉢植えの柏葉アジサイ。

北海道は、これからアジサイのシーズンです。

アナベルとキョウカノコ、
手前の黄色っぽい背の低いのは
アルケミラモーリス。


 
アナベルは咲き初めが左のような黄緑色で、満開になると真っ白になり、
ピークを過ぎるとまた黄緑色になります。
 
白のガクアジサイ
 
地植えの柏葉アジサイ

上の柏葉アジサイとこの墨田の花火は、どっちも
植えてから5〜6年は経っていると思いますが
これまでこんなに花がついたことがありません。
特に墨田は、毎年1〜2房しか花が咲いたことがなかった
のですが、今年は枝いっぱいに蕾が付いています。
春先に日当たりの良い場所に移動したのが、
良かったのでしょうか。

これは黒龍です。
蕾が上がってきました。
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