■お気楽方言室過去ログ(18)
2002年2月16日〜2月28日まで(381〜

日付は上から古い順になっています。

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[381] アメリカと日本 投稿者スージーQ   投稿日:2003年02月17日 (月) 00時05分

くも膜下出血を検索していてこのサイトに到着しました。
アメリカはコロラド州在住の日本人です。
BBSの方はお茶の間的な感じですが、ここはモット社会的ですね。
コロンバイン事件の書き込みに目がとまり書いています。

私の住んでいるColorado SpringsはDenverの南にあります。
コロンバイン高校のあるところまで45分ぐらいです。
アメリカでも年々銃規制が厳しくなって取得する際の手続きが改正されてはいます。
しかし事件が多いと自衛のために銃を買うという発想なんですね。
銃がなければ射殺事件は減るというのはアメリカ人にはなかなか理解できないみたいです。
いつも初めて被害にあった遺族達の運動で法が改正されてきています。
子ども達による射殺事件はテレビゲームなどの影響があると思います。

日本では子供(テイーン)が銃を手に入れるのは難しいので銃を使った事件は起きにくいですが、
ホームレスの暴行、殺人事件が中学、高校生によって引き起こされているニュースを見るたびに
背筋が寒くなります。
アメリカでは事件の凶悪性により15歳以下でも大人として裁かれることがあります。
日本もそろそろ法の改正が必要だと思います。


[382] スージーQさん 投稿者はるみん   投稿日:2003年02月17日 (月) 10時11分

ようこそ、HAMIXへ (^.^)

>しかし事件が多いと自衛のために銃を買うという発想なんですね。

これは開拓時代からの伝統でしょうか。
自分の問題にちゃんと向き合うというような、自分のことは自分で守るという発想は、
アメリカ人の良いところでもあるんですよね。

>銃がなければ射殺事件は減るというのはアメリカ人にはなかなか理解できないみたいです。

たしかに、周りが皆、銃を持っている中で、自分が先に銃を捨てるというのは、
とても難しいことと思います。
言うのは簡単ですが、一旦持ったものを離すのは至難の技でしょう。

問題は、武器を持つか持たないかということではなく、
個人主義をはき違えたようなエゴイスティックな価値観が、
若い世代にも共有されてきてしまっていることじゃないでしょうか。
それは他者を排除しようという価値観であり、
たやすく同心円的な領域を作ってしまうように思えます。

そういう価値観の根本の見直し、あるいは方向転換といったようなものを探っていかないと,
今や日本もアメリカも本当にアブナイ、というところにまで来ていると思うのですが・・・。

*距離や時間を超えて、いろんな意見を言い合えるのがネットの良い所ですよね。
ここにはいくつかの性格が違うBBSがありますので、
どうぞどこにでもお気軽にご参加ください。


[383] はるみんさん よろしく 投稿者スージーQ   投稿日:2003年02月18日 (火) 06時47分

そして投稿のきっかけとなった み〜~(=^・・^)さんよろしくm(_ _)m
アメリカ人は自分中心の考え方をする傾向があるのは確かです。
でも武器を売るのが目的で戦争を仕掛けているのではないと思います。
そもそもアメリカは自由を求めてきた人達によって建国されたわけですから、
人権、民主主義を尊重しています。
すべてのアラブ諸国に対して敵対心をもっているわけではありません。
イラクは独裁政権だからです。政治だけでなくすべてに言えることです。
例を挙げますと、今世界で話題になっているのがフセイン大統領の長男による
オリンピック選手への投獄、虐待です。
サッカー選手が試合に負けたという理由だけで虐待を受けたという事実。

私のような一市民が感じるのは、湾岸戦争にしろ9月11日のテロにしろ世界の民主化を願う
アメリカのおせっかいなところが悲劇を引き起こしたのではないかと思っています。

外から日本と言う国を見ていると呑気な国に見えてきます。
海をへだてたお隣には北朝鮮という危険な存在があるのにもかかわらず単に軍事反対を唱えています。
アメリカ国民は対イラク戦争の回避を願っているのは事実です。

ホームレス、いじめ、食料難(飽食の日本人は反省が必要)汚染など自分で出来る範囲で
何か始められたらすばらしいですよね。

最後になってしまいましたがShizueJohnsといいます。
アメリカ人はShizueが上手く発音できないので仕事上でSuzieを使っています。
お堅い事より料理を作ったり食べたりするのが大好き人間ですのよろしく。


[384] アメリカ人が考えていること。 投稿者さとこ   投稿日:2003年02月18日 (火) 17時18分

み〜~(=^・・^)さん、スージーQさん、はるみんさんが書いておられることが、
私が最近感じていることに関係しているのでやってきました。

私が4年アメリカに住んで感じるのは−私がLAというアメリカでも特殊な都市に
住んでいるからかもしれませんが−「アメリカは」という表現はともかく、
「アメリカ人は」という表現は、「日本人は」というほど単純ではないということです。
それぞれのアメリカ人が今なお、自分の祖先の移民の歴史や文化を背負い、
同じアメリカ人でも考え方ものの見方は、人によって驚くほど違います。
銃に対してももちろん、今イラクと戦争をしようとしているアメリカという国の中でも、
それに対する考え方は千差万別だと思います。
多くのアメリカ人といわれる人が、銃や戦争に対して真剣に反対し、何より素晴らしいなと思うのは、
ごく普通の市民の人が反対だと思えば、ラリーに参加したりそれを様々な形で表現したりすることです。

日本にいたときは「戦争反対」と思ってもそれを具体的に政府に向かって表現するのは、
なかなか難しかったですが、こちらでは皆当たり前に自分の考えを表現します。
私は個人的にイラクがどんな問題があろうとも、戦争という手段には反対ですが、
今アメリカ中・世界中で起こっている戦争反対の運動にアメリカ政府が耳を傾けて、
「人の意見にも従うことのできる」器の大きさを示してくれたらなと思っています。

ところでみ〜~(=^・・^)さんお勧めの「ボウリング・フォー・コロンバイン」は素晴らしい映画のようですね。
私の大学院の授業でも、色々な教授が是非見るように勧めていました。
始めは少しの映画館での上映でしたが、アメリカは観客が多く来る上映する映画館の数が増えるので、
一人でも多く見に行って多くの人が見れるようにとのことでした。
残念ながら私はまだ見ていませんが、日本語の翻訳があるほうが良いかも。
またその映画の監督Michael Moore氏が書いた本「Stupid White Men」も
自虐的ながらたいへん良い本のようです。

日本では「ブッシュをばかにした本がアメリカで売れている=アメリカ人もブッシュをばかにしている」
という「???」な紹介が記事になっていましたが。
私もまだ読んでいないので読んでみたら感想を書きたいと思います。


[385] ヘストン 投稿者ピット   投稿日:2003年02月18日 (火) 19時07分

み〜さんの「ボウリング・フォー・コロンバイン」投稿で、
この放言室は刮目すべき状況になりつつありますね。

久しぶりに書き込もうとして思わず手が止まってしまいました。
書こうとしたことは言わずと知れた競馬の件。
それは日曜日に行われた中山競馬第11レース、ステイヤーズステークス。
馬連配当2万円獲得事件についてであります。
名人と呼んでください。500円が10万円になったのです。
その10万円で最終レースを購入。
ここからです。
Sinnさん よく聞いてください!
手元に少し残して、買うのは男では有りません。全部最終レースに投入。
結果、馬単4600円を1万円ゲット。
さて、いくらになったでしょう?

しかし、これだけではこの放言室は許してくれそうにもありません。
み〜さんの提供した話題にも触れちゃわないと、
Sinnさんに男ではないと言われそうで、、、、、。
そこで男の中の男、その名も「ベン・ハー」に行き着くのであります。
Sinnさん、観たこと有りますか?この映画。
古い映画で劇場で再上映されたのを観たのは高校生の頃だから、
君はもしかしてまだ生まれてない?
もし観てないなら一刻も早くレンタルビデオ屋さんにダッシュ。
もしや、DVDソフトでしたら私が再生機をお貸ししましょう。
ものすごく長い映画で、劇場では途中休憩が入った記憶が。

さてこの「ベン・ハー」の主演がチャルートン・ヘストン。
筋骨隆々の肉体で、見事に役を演じオスカー男優賞を受賞。
今はアルツハイマー爺さんで、全米ライフル協会の会長。
そして「ボウリング・フォー・コロンバイン」でも突撃インタビューを受ける
あ〜やっと本題に突入。
米国で銃規制がなかなか実を結ばないのも、
このライフル協会の圧力が影響していると仄聞しておりますが
本当でしょうか?スージーQさん、さとこさん。

その一方でヘストンは
「アメリカは世界を管理しようとするのをやめよ。
外国のことはその国に任せておけばよい。
どうしてアメリカの若者が外国にまで戦争をしに行って、死ななければならないのか。
ソ連が崩壊した今、世界平和を脅かすものはなくなったではないか。
外国に駐留している軍隊を呼び戻せ」と主張しているとか。
う〜ん、これはこれで正しいかも。

さてベン・ハーは宿敵メッサラに復讐すべく、彼の出場する戦車競争に参加します。
この時、ユダヤの豪族出のベン・ハーのスポンサーになるのが、
何と、アラブ人の富豪なのです。
侵略と破壊と征服欲の権化「ローマ」という共通の敵に対し、
アラブとユダヤが手を取り合って闘うのです。
ウイリアム・ ワイラーはこの時すでに「今」を予感し、皮肉な映画を作ったのでしょうか?
まあ、最後はイエスの奇跡が起こると言うニホンジンの私には理解を超える代物ですがね。

ワイラーとオードリー、天上で今の世界情勢について優雅に語り合っていることでしょう。
『なんたって「ボウリング・フォー・コロンバイン」より少女漫画みたいな
「ローマの休日」の方が平和ボケニッポンにピッタリよね。監督』だって。

うわ〜〜長くなった。
国際外交バトル劇場に言及しようと思ったが今日はここまで。

新之介&ボブサップ フリークの誰かさんには苦手な話でしょうが、
ね〜ちゃんの膝枕から、お頭を降ろして書いてみました。


[386] こんばんは 投稿者み〜~(=^・・^)   投稿日:2003年02月18日 (火) 20時53分

まずは、スージーQさん、はじめまして&よろしくお願いしますm(_ _)m
政治とか戦争とかに初めて関心を持ったのが8歳(小3、沖縄返還の年)、
高校時代の得意科目は政治経済(!)という妙な奴σ( ̄∇ ̄;)です。

たくさん書きたいことがあるのですが、週末の観戦(息子@中学生の練習試合@野球)疲れと、
月3回の娘のスケート教室(私はリンクサイドで見ているだけなのでと〜っても寒い)疲れで、
肩がバリバリに凝っています(^▽^;)ので、改めて書かせていただきます^^


[387] 井戸端かいぎじゃなくて... 投稿者スージーQ   投稿日:2003年02月19日 (水) 00時37分

ネット集会ですね。
一人でも多くいろんな出来事に関心を持つことは素晴しいですよね。

10年前のことですが銃砲規制法が成立した時の記事です。
米国で四半世紀ぶりの銃砲規制法の名前の由来となったジェームズ・ブレイディさん、サラさん夫妻は、
同法成立のニュースをホワイトハウスでクリントン大統領とともに受けた。

大統領候補のレーガン氏の側近から大統領報道官と、共和党のエリート活動家だった
ブレイディさんの人生を変えたのは、レーガン大統領が就任して二か月余りの八一年三月三十日だった。
ワシントンで、精神異常者がレーガン氏暗殺を試みた際に頭を撃たれて、病院に運び込まれた。
弾丸摘出手術は六時間に及び、その後も寝たきりが続いて再び話せるようになるまで半年もかかった。
五十三歳の現在も車いすの生活で、左手はほとんど使えない。

「ブレイディ」の名前が再び米政治の表舞台に現れたのは、八〇年代後半に凶悪犯罪の波が米国を襲い、
銃砲規制を求める声が強まった時だ。
退院後、サラさんとともに銃砲規制活動を始めたブレイディさんは、身をもって銃の危険を訴え、
規制法は「ブレイディ法」の通称まで付けられた。

西部開拓時代の遺産が色濃く残る米国で、銃砲を規制するのは至難の業だ。
全米ライフル協会(NRA)を筆頭とする「ガン・ロビー」は、規制反対派に大量献金し、
賛成派落選に全力を尽くす。
八六年に最初に上程の動きがあって以来、ブレイディ法は毎年のように議会で廃案になってきた。

今年それが違ったのは、凶悪犯罪増加に対する米世論の硬化だった。
その中にはもちろん、昨年十月に南部ルイジアナ州バトンルージュで起こった
服部君射殺事件の衝撃もあった。
服部君の両親の大統領会見はロサンゼルス・タイムズ紙が一面で扱うなど、世論は規制に傾いていた。

ブレイディさんは、二十四日の成立後、議会で記者会見して喜びを語り、
同法に反対していた共和党のボブ・ドール上院院内総務とも握手した。
ホワイトハウスでブレイディさんを迎えたクリントン大統領は、思わず涙ぐんで
ブレイディさんと感動を共有し、成立を心から喜んだ。

NRAの調べでは短銃だけで六千万から六千五百万丁、ライフル銃も入れると
二億丁が出回る銃社会のアメリカ。
クリントン大統領は、「これが始まりだ」と語った。
米国での犯罪との戦いは緒についたばかりだ。

この法案成立後も少しずつ改正されてきてはいますが、その数が半端じゃないだけに
事故的な事件もあとをたちません。
長くなってしまったので今日はこれまで。


[388] 勉強になりました 投稿者さとこ   投稿日:2003年02月19日 (水) 06時17分

スージーQさん、記事の掲載有難うございました。
ブレイディ法について詳細を知らなかったのでとても勉強になりました。

日本にいた時は「どうしてアメリカは銃を規制しないんだろう」と単純に考えていましたが、
アメリカに来て少し考え方は変わり、もちろん銃社会に反対ではありますが、
持つことを主張する人の考えも少しは理解しています。
基本的に単一民族(といっていいかわかりませんが)な日本ではひとつの物事に対して
概して皆同じ判断を下しますが、そのように「ツーカー」でことが進むのは幸せなことですね。
「誰だってこう考えるだろう!」と思うことがあっさり裏切られることの多いアメリカ生活は
多面的で刺激的でもあり弱っているときには疲れてしまうこともあります。

ところで私が「放言室」の素晴らしき論客方の中に混じって書いている日が来ようとは!
感無量です、はい。


[389] インターネットの魅力 投稿者スージーQ   投稿日:2003年02月19日 (水) 08時30分

つい数日前までは知る由も無かった方達とこうやってかなり高尚(笑)な事に関して
意見の交換が出来る、これが何処そこに集まってなんていったらなかなか実行出来ませんよね。

9月11日のテロは大きな衝撃でした。
実況で2機目が突っ込んだ時もその時は何が起きているのか理解出来ませんでした。
年に3〜4回日本に帰る私にとって初めて身の安全を思い、
これから航空業界はどうなるのだろうと心配しました。
「人生なるようにしかならない」主義の私は事件から1ヶ月経たないうちに日本に行きましたが、
航空業界が受けた打撃はとてつもなく大きくて大手のUnitedやDeltaがアップアップの状態です。

アメリカ人は他所の国のことより自国の経済立て直しを願っています。
対イラク戦争が始まるといううわさでガソリンが一気に30%値上がりしました。
このことはすべてに影響を及ぼすので大変なことです。

話しがとんでしまいますがアメリカのガソリン代は1リットルあたり50円ですから
日本と比べれば安いですよね。
話があっちこっちに飛ぶ前に失礼します。


[390] 雑感&業務連絡 投稿者はるみん   投稿日:2003年02月19日 (水) 11時35分

みなさん、興味深い投稿をありがとうございます。
武器の問題、戦争の問題、特に西側とアラブの問題は、なかなか奥深い問題でありまして、
書き始めたら時間がいくらあっても足りないですね。

さとこさんが書いている、
「アメリカ人はと、ひとくくりにできない」と言う点と、
「イラクがどんな国家であろうとも」というところ、まさにそういうことですね。

私は、ちょくちょく反米のことを書いていますが、決してアメリカ嫌いというわけではなく、
むしろ、30年前に行った初めての外国がアメリカでしたから、そこから受けた良い影響は大きく、
アメリカには学ぶべき事がたくさんあると思っています。

でも、雑感の「挙国一致」にも書きましたが、持てる国が持たざる国に仕掛けてはいけないということ。
これだけは、どうしてもやってはいけないことと思うのです。

それにしても、以前、トラボナの洞窟地帯を攻撃する前に米国防省が発表した、
ビン・ラーディンが同時テロについて語っている様子を撮影したとされるビデオテープといい、
このたびの、イラクに共闘を呼びかけたと言う肉声テープの発表といい、
なんという素晴らしいタイミング(笑)。
おまけにそれに合わせて「3日分の水・食料を準備するように」とのご通達があったとか。
アメリカ人は(おっと、こう言う言い方はよくないですね/笑)本当にあんな茶番を信じているのかしらね。

ラリーなどにすぐ参加するアメリカ人の良い所は、裏を返すと、
マスコミや政府の発表をハートで聞いてしまうのではないかと心配になります。

ところで、みなさんにちょっと、お願いです。
投稿文が横に長くなると、文章の途中で行が変わって読みにくくなりますので、
書き込みなさるときは、メールを書く時の要領で、文節の区切りの良い所で、
「Enter」キーを押して、段落を入れてください。

この投稿枠の横幅に2、3文字分位の余白を残す所まで書くと、この行のようになります。
↑これで、横の長さの目安になりますでしょうか?

また、内容の変わり目などには、空白行を入れていただくと、
尚いっそう読みやすくなると思います。

このような、文字数の多いディスカッションの場では、読みやすいということも
大切な要素になりますので、よろしくお願いいたします。

*スージーQさん、さとこさんの今回の投稿については、
私がレイアウトのみ校正させていただきました。
ご了承ください。

>ピットちゃん
おめでとう!ヽ(^。^)ノ
こんど、ランチでもおごっておくれ。


[391] アメリカとカナダの違い 投稿者み〜~(=^・・^)   投稿日:2003年02月19日 (水) 12時38分

『ボウリング・フォー・コロンバイン』から、こんなにグローバルな対話に発展して、
討論好き(笑)の私としては嬉しい限りです^^

「アメリカ=銃社会=銃による犯罪が多い」
というのは私自身もずっと持っていた印象でした。
しかし、この映画を見ると、それは必ずしもイコールではないのかもしれないと
思うようになりました。
マイケル・ムーア監督は、アメリカとカナダとを比較して、銃が多いから事件が多い、と
いうこれまでの概念に疑問を投げかけます。
カナダは狩猟が盛んな国だそうで、かなりの割合で一般家庭で銃を複数所有しているのだとか。

それなのに、銃による犯罪の件数は、銃規制が(それなりに)厳しいこの日本と
あまり変わらない(年間30数件)のだそうです。(アメリカは年間11000件以上)
この数字を見る限り、銃社会(銃の保有率が高い)=銃犯罪が多い、という公式は
当てはまらないことになります。

それでは何故アメリカは銃犯罪が多いのか?
ついで取り上げられたのは、「アメリカは多人種だから」という概念。
しかしカナダもかなりの割合でマイノリティーが暮らす国だそうで、これも当てはまらない。

映画の中で面白いシーンがありました。
思い切りネタバレなのでこれからご覧になる方には申し訳ないのですが、
カナダの家庭では家のドアに鍵をかけないのだそうです。
今や、安全と言われた日本でも、1ドア2キーでなければ家を守れないような状況なのに、
ムーア監督が突撃する家々は、どこも鍵が開けっぱなし。
それではカナダでは強盗や空き巣などの犯罪はないのか?と言えばそうではないらしく、
インタビューに答えるカナダの女性は、夜寝ている時に強盗に入られたことがあるけれど、
鍵はかけないわ!とのたまいます。ちなみに監督の自宅は鍵3つだとか。

この映画を見て感じたこと、それは、
「アメリカ人(白人?)は怖がりなのではないか」ということです。
それはアメリカの建国の歴史、マイノリティへの迫害の歴史と繋がっている。
確かに、一昨年の同時テロ事件は、アメリカのみならず、海のこちら側の私たちにも
恐怖を与えるに十分過ぎるものだった。
それから、政治家はアルカイダの凶暴性を喧伝し、イラクの見えざる大量破壊兵器におびえ、
マスコミは恐怖を煽る報道を繰り返し、襲われる恐怖、攻められる恐怖で
人々が支配されていく。
その裏返しで虚勢を張って(いるように見える)武力増強し、個人では銃に弾を込めて
枕の下に常備する。
そしてたとえ相手が武器を持っていなくても、危険を感じたら攻撃し発砲する、かもしれない。
そういう状態のアメリカを見て、現在アメリカに敵対している、どう見ても弱小な国々は、
戦力増強を諦めるだろうか?と思う。
決してイラクや北朝鮮の肩を持つ気はなく、さりとてアメリカに同調することもできない。
日本の首脳は一体何をやっているのだろう、と嘆かわしい昨今です。

ああ、またしてもちょ〜長くなってしまった・・・まとまりないし・・・(大汗)


[392] 銃はモデルガンだけにしようぜ、ベイベー 投稿者呼ばれて飛び出てSinn兄さん   投稿日:2003年02月19日 (水) 16時35分

銃じゃなくても人様を殺める方法は他にも多々ありますが、
例えばナイフなどの刃物だと被害者に近づかなくてはならないし、
事の始終を間近で見なくてはなりません。
それに比べて、銃だと被害者との距離を保てるので、心理的な抵抗感が少なくなるでしょうし、
2〜300m離れた場所からスコープ付きライフルを使う場合などは、
実際の殺人も映画やゲームのような感覚になってしまうのでしょう。
よって、「殺人を犯すのは、人間であって銃そのものではない。」という
米国ライフル協会のスローガンは、非常に眉唾モノです。
言い方を変えると「他の道具に比べて手軽で絶対的に殺傷能力の高い道具が無くなっても、
殺人事件の数は減らない」って事ですね。
そんなアフォな。

歴代大統領のほとんどが米国ライフル協会の会員で多額の献金を貰っている(らしい)し、
大体毎年毎年戦争映画も多すぎ。(笑)
銃が無かったら、ジョン・レノンだって今頃はまだ生きていたかもしれないし、
マリリン・マンソン(笑)だってあんなに叩かれずに済んだのになぁ。
ケネディ大統領だって・・・あ、それだと歴史が変わってたかも。うーん・・・。

イラクへの武力行使については、「大義名分の後ろ側」がスケスケなので(笑)、
「え〜?そうなの?」ってカンジなんですが。


>ピット様
その勝負強さ、素晴らしい!!
と言うより、羨ますぃ。(笑)
もはや「男」ではありません。
「漢(オトコ)」と書かせていただきます。(笑)


・・・ベン・ハー?

ベン・ハー・・・。

ああ、はいはい・・・、ベン・ハーね・・・。




タイトルと「アカデミー賞をたくさん取った昔の映画」って事位しか知りませんでした。(^^;
当時私は産まれてない・・・と言うより、両親がまだ知り合ってないかも。(笑)
今度、レンタル屋に行ったらチェックしてみます。


[393] わっはっはっは 投稿者はるみん   投稿日:2003年02月19日 (水) 16時50分

ベンハーEX  ヾ(^^;)

「アメリカ人(白人?)は怖がりなのではないか」ということです。
これ、私もそのような印象を受けています。>み〜さん

93年のソマリア内戦の時の、動いているものへの無差別機銃掃射といい、
今回のアフガンでの、地形が変るほどのロケット弾の打ち込み方といい、
あれは、何かを恐がっているとしか思えないもの。

少なくても素手に近い人間に、離れた所から飛び道具を使うのは、男じゃないよね。>Sinnさん


[394] 久し振りに来てみたら 投稿者S   投稿日:2003年02月19日 (水) 19時23分

反戦話で盛りあがっとるやないの アカデミックやなぁ!(笑)

ニューヨーク 反戦デモに 光見た朝

バルセロ〜ナではデモが130万人規模だったっていうから(爆)ほぼ 全市民の総数に等しいねぇ!
通りに人が多すぎて最後まで前に進めなかった(参加者談)!というから報道半分でもすげぇ!
血があついはバルセロナっ子、日本だとさしずめだんじり祭りあたり方面か?

オーストラリアでは千人の女性がヌードで NO WAR の人文字だったし、
お国柄だねぇ(笑)これは 四国っぽいなぁ

ヴォネガットの「ガラパゴスの箱船」(早川書店)読んでたよぉ、
ダーゥイニズムについて書かれたSF
 
「ダーウィンはこの島々を変えはしなかった。この島々に対する人間の意見を変えただけである。
巨大脳の時代には、たんなる意見がそれぐらいに重要だった。」

充電池や蓄電池や人力発電でも夢想しながら、おなかがへったらうどん食って、よっぱらっていたいものです。

一週間かけて構築したサーバーにハードディスク増設しで電源いれた瞬間にシステム飛びましたとさ!(爆)


[395] 盛り上がっていていますね。 投稿者さとこ   投稿日:2003年02月19日 (水) 21時12分

どの方のおっしゃることもう〜むと考えさせられます。

この映画を見て感じたこと、それは、
「アメリカ人(白人?)は怖がりなのではないか」
確かに疑心暗鬼かもしれませんね。>み〜~(=^・・^)さん

私の行っている大学はLAでも有名な悪い地域にあってギャングの闘争にともなう
銃事件が頻発していますが、そういう地域を車で走ってみるとやはり
極度の警戒心と疑心暗鬼につきまとわれると思います。
ではもっとのんびりとした住宅地でもなぜ?やはり怖がりなんでしょうかね。

>ピット様
ベン・ハー急に興味を持ちました。見てみようと思います。
いつも楽しい書き込みを読ませて頂いています!


[396] なんでだろう〜〜〜♪ 投稿者うさ   投稿日:2003年02月19日 (水) 23時35分

なんでだろ〜〜、なんでたろ〜〜なんでだ、なんでだろう〜〜〜〜♪
最近、ず〜っと頭の中を渦巻いているこのフレーズ
世間では、ジョージ・オタンコ・ブッシュのイラク攻撃に対して
あ〜だ、こ〜だ、と賑やかなようですが、
わたくし、全く、理解不能。

だいたい、戦争ふっかけるって言ってる国のために、
世界中からニューヨークに集まって
みんなして、プレゼンごっこやってるっていうのが、不思議。
「プレゼン」っていうのは、まあ、一般的には
電通のコジャレたにいちゃんあたりが、スポンサーに
「こうやって宣伝したら、商品売れまっせ」とかって、アッピールするやつでっしゃろ。
いかに自分のアイデアはすばらしいかとかさ、インチキぶちかまして
仕事もらう為のもん。

「イラクって国はさ、こんなに、こ〜〜んなに、色々悪さしちょるけんね
ぶっ殺そうと思っとりますが、世界の皆様いかが?」って米国が言ったかと思えば
おフランスだの どいつ?だのが
「そりゃあんた、堪え性がないっていうもん、
もちっと我慢してつかぁさい」なんて話しを、延々。
しかも、結局そんなん、どうだっていいやん、って話なんでしょ。
それを、真面目な顔してさ、根気強いのか暇なのか、
わたくしには、まったく、OUT OF 理解。

だってさ、それがOKなら
誰かを殺したいって思った時、
警察や御近所さんや親戚集めて
「おいらは、○○に、女とられたし、金も盗まれた、
ノーカット完全版、まる見え画像満載!って言って買わされたAVには
腐ったババアしか写ってないし、
すんげえムカツク野郎だからさ、殺していい?」ってことで
証拠品として、そのAVでも持ってきて上映したりして、熱くプレゼンぶちかまし、
うまいこと騙して、OKなんかもらっちったら、
大手を振って「Let's殺人。」
って、そういうことだよねえ。(さすがに、それは、ちょっと違うかと・・・)

「正しい戦争の始め方」なんてもんがあるかどうかわからんが
バカ丁寧に何度もプレゼンまでして、始めた戦争なら
殺されても、痛くも苦しくも悲しくもなく
「I LIVE 天国!」って気分になれるのかしら。
「テロ」で殺されようが
「世界に認められた戦争」で、殺されようが
殺される事に変わりないと思うけど。

戦争ふっかけることを「武力行使」なんて言っちゃってさ、
それって「売春」を「援助交際」って言っちゃうとか
ただの「浮気」を「不適切な関係」って言っちゃうのと、同じだよねえ。

みんな、一回さ、ドッカ〜〜ンとかバッキュ〜〜ンとかなしで、
日本刀一本で、戦ってみそ。

ピットさま
「新之介」ではありません「新之助」であります。
隠し子がいても、名前は変わりません。
ちなみに海老蔵襲名は来年です・・・・(聞いてない?)

さとこさま、スージーQさま
変な英語使ってごめんなさい。


[397] 盛り上がってますね〜 投稿者スージーQ   投稿日:2003年02月20日 (木) 00時22分

アメリカでこれだけ銃犯罪が多いのはハンドガンのせいです。随分前の統計ですが
ハンドガン1に対してライフル銃などは2の比率なのに全米で起きる銃犯罪の
80%以上がハンドガンによるものです。その裏にさらに大きな問題があります。
麻薬戦争です。銃犯罪の多くが麻薬がらみです。

自分の人生の半分以上を外国で暮らしていますが、アメリカに住み始めたころ
「アメリカって物騒でしょ?」って良く聞かれましたが、怖い思いをして
暮らした事は一度もありませんね。
大都会には危険地域がありますが一般的には安全だと思っています。
今私が気になっているのはインターネットやビデオゲーム、それから過激な
映画による若者たちへの悪影響です。


[398] 時機を逸したのでこちらで・・・m(_ _)m 投稿者み〜~(=^・・^)   投稿日:2003年02月26日 (水) 13時21分

談話室の盛りあがりに参加したい〜〜〜と思いつつ時期を逃しました。
例によって長いです(笑)

私自身まだまだ育児の真っ最中のひよっこ母ですが、
自分が育てられた時の記憶から思うこと。

さとこさんが
> 日本人にはない西洋の文化や
> 自立性は同姓の肉親を精神的に殺す(ぶっそうですね)上で
> 成り立っているそうです。
と書かれていましたが、自分自身が育ってきた過程で、
精神的に親を超えた(と本人は思った)時期があったように思います。
もしかしたらそれは精神的に殺す、というのと似ているかも。

親はずっと(生きている限り)子より年長であり続けます、その分経験年数も
上回り続けます。
でも、いつまでも親>子の感覚でいると、子どもは自立できない、
大人になりきれないような気がします。

いわゆる反抗期(小学校高学年〜中学)に、親や教師、周囲の大人に
対立する意見を言って、「子どものくせに、生意気な」と、意見そのものの是非とは
異なる次元で押さえつけられた、なんて経験はありませんか?
親としては、自分が守り育て導くべき存在であった子どもが、稚拙ではあれ自分の意見を
持ち、親に対抗してくることに、ショックを受けたり、怒りを覚えたりするのも
無理はないかもしれません。
実際「子どもが自分で決めると必ず失敗する、俺の言う通りにすれば間違いはない」と
言い張るひとに出会ったことがありますが、
その子どもは自分では何も決められない超優柔不断男に育ちました。
現実にはいつか親は(順当なら)先に逝くのですから、どこかで子ども自身に決定力を
持たせないと、親の死後、いったい誰が彼の行く末を決めてくれるのだろう?と疑問でした。
失敗をしないこと=いい人生ではないですよね。
迷いながら、失敗しながら、挫折も味わいながら、自らの道を決めていくしかない、と
私は思います。

親としてできることは、たとえ失敗したとしても、子ども自身に「決める」訓練を
させていくことではないかと思っています。
今、日本人はマニュアル人間が多いといいますが、それは自分で「決める」能力が
低いのも一因ではないでしょうか。
子どもの自己決定能力を高めていくには、親のほうが意識して「超えさせて」やることも
必要な気がするのです。

でも、親>子の関係のままでいるのって、案外親も子も楽なのかもしれません。
周囲を見渡すと、週末の度に実家(それほど遠くない)に泊りがけで帰り、
食事の世話も子どもの世話も全て親にしてもらう、というお母さんがたくさんいます。
 親は定年前後でまだ体力も資力もあり、嫁と違って娘なら気も使わず孫を存分に可愛がれる。
 子は舅姑に気を使う必要もなく、羽根を伸ばして自由な時間も取れる。
きっとお互いに利点が多いからそうなる(週末ごとに実家お泊り)のでしょうが、
私には自立していないようにしか見えません。

最近は学校の行事に出かけて行くたび、子ども以上に子どもっぽいお母さん集団に
うんざりすることが度々あります。
子どもたちが静かに話を聞いていても、全く無視して喋り続けるお母さんたち。
静かだと思えばその手には携帯が握られ、親指が忙しく動いているお母さんたち。
授業参観なのに、教室に入らず、廊下でお喋りに興じるお母さんたち。
そして誰か(先生とか)に注意されると憤慨し、その相手の陰口を・・・・・・。嗚呼。

話がずれて来ましたが、ひとまず以上で(^▽^;)


[399] 犯罪抑止について 投稿者み〜~(=^・・^)   投稿日:2003年02月26日 (水) 13時39分

先日、テレビで、「札幌ススキノ地区の犯罪が減った?」という話が出てきました。
愛しの(笑)北海道ネタなので、「ん?」と思ってしっかり見ました(笑)。

よく知らなかったのですが、アメリカ・ニューヨークの凶悪犯罪が減っているのだそうですね。
それは、ケリング教授という方の理論に基づいて、地下鉄の落書きを全て消したところから
始まっているのだとか。
落書きを消し終えた年から、地下鉄での凶悪犯罪が減りはじめ、ついで地下鉄構内での
軽犯罪を厳重に取り締まるようになったら、地下鉄での凶悪犯罪が半減したとか。
その成果を受けて、ニューヨーク市警でも同様に落書きを消し、軽犯罪の取り締りを
続けた結果、犯罪件数が急激に減少したのだそうです。

札幌ススキノ地区では、駐車違反の取り締まりを徹底的にするようにし、
犯罪発生件数が12%減少したのだとか。

「特命リサーチ200X」 とっても読み難いかも(^^;;;ですが、こんな一文がありました。

> そこで、凶悪犯罪を減少させるには、まず、落書きを徹底的に消して軽犯罪の取り締まりを
> 強化し、小さな犯罪も許さないという姿勢をアピールする。その結果、罪を犯そうとする
> 人は近づかなくなり、凶悪事件は発生しなくなるというのだ。さらに、ケリング教授に
> よれば、犯罪を減少させるには警察だけでなく、行政や住民が道の掃除をする、他人に
> 迷惑をかけていたら注意するといった協力が犯罪を防ぐ大きな力になるというのだ。

日本でも犯罪は増えるばかりだけど、そう言えば最近、
「自分の家の前の道路を掃除しているひと」とか「外でよその子どもを注意するひと」って、
めっきり減りましたよね。


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