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色仕掛けじゃありません(笑)。色掛け。
着物に、他の色を重ねて色を濃くしたり、彩度や明度を落とす方法です。
目引きとも言います。
染め直しだと、前の色を抜いて染めるので、元がどんな色でも、好みの色に染める事が
できますが、色を抜く工程で、いくらか生地が傷み(やせ)ます。
色掛けは、その名の通り、上から色を掛けるだけなので、元の色とかけ離れた色には
できませんが、工程がひとつ少ない分、生地傷みも少なく、より安く出来ます。
抜けないシミが出来た時にも、ちょっと濃い色を掛けてもらえば、隠すことができます。
これは、夫の母から貰った総絞りの着物。
綸子だし、絞りだし、この色だし。
当人比2割り増しに見えること間違いなし(笑)。
というわけで、色掛けしてもらいました。
色はお任せ。こんな系統と言えば、熟練したお店では、
顔を見て、ちゃんと似合う色にしてくれます。
で、こんな色になって出来上がってきました。
渋すぎず、あわせやすくて良い色です。
これで長羽織を作りました。
ちなみに、色掛けする時は洗い張りもするのですが、
この工程で絞りは、ほとんど伸びてしまいます。
絞っていたところは、完全に平らにはならず
地紋のように残りますが、それも又よし。
これは、24日の外出に着ていった組み合わせです。
表が地味なので、襦袢は、オカメひょっとこ。
羽織の背中に、トンボのブローチつけました。
こういう遊びが出来るのが、着物の楽しい所。
派手になった着物でも、こういう再生方法がありますので、
処分しないで、ぜひ活用なさってください。
悉皆(しっかい)屋さんや、
染め物屋さんでやってくれます。
参考までに料金ですが、私が頼んだ所(豊平の駒屋さん)では、
着物を解く手間賃が1,000円、色掛け代は12,000円。洗い張り代(通常6,500円)込み。
ここは洗い張り代が別にかからないので(かかるところもある)、良心的です。
■3月3日・追加
後姿写真、同行者が撮ってくれたのが届いたので、
載せてみます。
ブローチの付け位置、ちょっと下過ぎましたね。
衿畳みあとの下くらいでよかったかな。