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3/19-京都3日目  2013/03/19(火) 曇り→雨 No.378

378_1.jpg  : 42 KB 朝はホテルで。(7:00)
今日は1階のカフェテリアで、ビュフェ式の朝ごはんを選びました。
こういうのはお決まりなので、あまり期待していなかったのですが、
パンがおいしくてよかった。7時の開店と同時に入ったこともありどれも焼きたて。
パンがおいしいと印象が俄然よくなりますよね。

この日は、1日自転車を借りて(ホテルで無料で貸してくれる)
9時から京都御所、11時から仙洞御所見学、午後は西陣上七軒を周りました。
昨日の雨もやみ、日焼けしそうなほどの日差し。
風がなく、暑からず寒からず。自転車でも薄いセーターでちょうどでした。

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378_2.jpg  : 58 KB 378_3.jpg  : 50 KB
ちょうど北野天満宮の梅が満開でした。(13:34)
梅苑が公開されていたので入ってみました。
梅は香りがあっていいですね。
入場料600円には、お茶とお菓子も含まれていて、
老松の菅公梅(麩焼きせんべい)と「香煎茶」という梅こぶ茶でした。
この「香煎茶」には、北野天満宮の梅苑の梅が使われているのだそう。

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378_4.jpg  : 66 KB 378_5.jpg  : 53 KB
お昼は、北野さんの前の「とようけ茶屋」で。(14:57)
30〜40分ほどの行列に並んでいるうちに、定食がどんどんなくなり、
今回もやはり「とようけ丼」になりました。
付き出しの豆腐には、ピザソースのようなものがかかってました。
生麩の田楽も2皿取って、4人で。(写真は食べかけです(^^ゞ)
378_6.jpg  : 56 KB
とようけ丼は、絹ごし豆腐と、油げ、椎茸、九条ねぎを煮たものがかかってます。
うちでも真似して何度か作ったくらい、気に入っています。
同行者が1人「きぬかけ丼」という油揚げの卵とじのにしていましたが、
ちょっと味見させてもらったら、これはちょっとお砂糖甘過ぎて、ノーサンキューでした。

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夜は、かびさんのおすすめがあった「旬 華遊亭」で。(19:00)
5千円のコースにしてもらいました。
材料やお料理の説明していただいたのですが、記憶が曖昧。うろ覚えと想像で。

写真を撮り忘れましたが、まずはお茶が出て来ました。
柳桜園のほうじ茶のようでした。

378_7.jpg  : 44 KB お料理のはじめはお造りです。
甘エビ、平貝とヒラメ
それにボウフウの茎と言ったかな。
少し甘酢に漬けてシャキシャキしたものと
菜の花が添えられて春らしい味わい。
お醤油もおいしく、染付の器も美しく。

378_8.jpg  : 38 KB お椀は、鯛と玉子豆腐。
薄味で、おいしく引いた出汁の香りがよく、
具材もたっぷり。
鯛にはちゃんと下味が効いてて、身が締まり、
玉子豆腐もきちんと作った味わいがあって、
これぞお椀ものというお料理。
こういうのがおいしいと、ポイント高いです。
ちなみに海老の髭に見えるのは、細く細く切った金時人参。
包丁で味が変わるというのを実感。

378_9.jpg  : 40 KB 次は八寸。
左上から、筍、百合根、イカの木の芽和え
その下は鯛の子の煮物
鶏に塩をして蒸し焼きのようにしたもの
その後ろは、切り干し大根と牛肉(?)を煮たもの
ピンクのは、(たぶん)手作りのかまぼこ
青のり入りのだし巻き卵と金柑の甘煮、
手前右端は水菜の胡麻和え。
鯛の子の隣は、大徳寺麩(利休麩)を(揚げてから?)炊いたもの
焼き魚はサワラだったかな。
隣の赤い四角は、べんがらコンニャク、滋賀県の名産だそうです。

そう、あの格子戸などに塗られている赤い塗料です。
昔は何かの虫の殻を使ったようですが、今は合成した酸化鉄かなんかですね。
無毒ですが、食品にも使われているとはね。面白いですね。
花かがみの炊合せにも入っていましたが、京都ではよく使われるのでしょうか。
こっくりした良い赤です。
普通のコンニャクより歯ごたえがよく、おいしいように感じるのは
この色からくる影響も少なくないような。

ちなみにべんがらは、弁柄と変換されますが、昔は紅殻と書いていたような。
・・と、話が横道にそれましたが、次のお料理を

378_10.jpg  : 42 KB 378_11.jpg  : 37 KB
煮物は、大根と揚げと小松菜と鶏団子の炊合せ。
家庭的な取り合わせですが、それぞれ味付けが異なり、手間がかかっています。

右の揚げ物、中味はかなり記憶が曖昧。(^^ゞ
後ろに見えるロールのものは、鶏レバーを煮て裏ごし白身の魚で巻いたもの。
鮭、うどの先、しんびき粉のは何だったかしら・・
珍しく、お酒を飲んだし、この辺り、女将も交えて話が弾んでいたせいかな。
すっかり忘れています。<(_゛_)>
でもどれもカラッと揚がって油を感じずおいしかったことだけは覚えています。

378_12.jpg  : 35 KB 378_13.jpg  : 39 KB
締めは、炊きたてピカピカ香りがごちそうのご飯と、お漬物
お豆腐とアサリのお吸い物。
デザートは、お抹茶入りのガトーショコラでした。

どのお料理も、きちんと作られた上品な味付け、すっとお腹に収まりました。
とてもおいしかったです。
紹介してくれたかびさん、ありがとう。ごちそうさまでした。

■旬華遊亭
京都府京都市中京区(河原町通り二条上ル)清水町352-4
河原町二条の交差点から河原町通りを北側へ、左手2〜3軒目くらい。
ビルの1階です。のれんが目印。
075-748-1278
営業時間 11:30〜14:00、 17:30〜21:00

カテゴリ:外食



Re: 3/19-京都3日目  投稿者: LUCY 投稿日:2013/03/23(Sat) 18:20 No.391-1

弁柄こんにゃく、補足。
滋賀でも、近江八幡辺りが発祥の地らしいです。
で、弁柄、名前の由来は、江戸時代は、合成が出来なかったので
(酸化第二鉄)インドのベンガルから大量に
輸入したそうです。
それが、語源となり、ベンガル→ベンガラ→弁柄になったそうです。
おまけでした。



Re: 3/19-京都3日目  投稿者: とんちゃん 投稿日:2013/03/23(Sat) 22:04 No.393-2

滋賀でこんにゃくと言えば・・・

かなり昔、近江の永源寺に行ったときに、参道でこんにゃくの塊を売ってる出店があったけど、そこなのかな?

確か、ソフトボールくらいの大きさだったような気が・・( ^)o(^ )

弁柄は、ベンガルから来てるって初めて知ったわ(^^;
発音はベンガラで外来語みたいだけど・・

一つ賢くなったわ、LUCYさんありがとうヾ(´ε`*)ゝ



Re: 3/19-京都3日目  投稿者: かびごんママ 投稿日:2013/03/24(Sun) 00:37 No.394-3

はるみさん、ありがとうございます。
お店の女将のまきさんも、先生も大喜びされていました。
見かけは「おばんざい」みたいなものもあるのに、
1つ1つの作り方がとても丁寧で、
そこが懐石料理なんだなーって思います。
はるみさんに、その手がかかっているのをわかっていただけて
私もとっても嬉しいです。

あと、ご飯美味しかったでしょう?
お客さんがいらしてから、タイミングを見て
毎回厚い鍋で炊いて下さるんです。

こんにゃくは、そうです。とんちゃんが正解。
「永源寺こんにゃく」です。
ただ、あまりにも昔から当たり前に食べてたから
永源寺こんにゃくは赤いものというのが当然で、
何の疑問も持ったことなかったから
それがベンガラの色だったなんて知りませんでした。

私も1つ賢くなったわ〜。


それから…いつか、とようけ丼食べに行かねば!!
去年は6回、今年も2回天神さんにお参りしたのに、
まだ行ったことない私です。



Re: 3/19-京都3日目  投稿者: はるみ 投稿日:2013/03/24(Sun) 01:11 No.399-4

■るーさん
ああ、なんか聞いたことがあるような。<ベンガルが語源
元は虫の殻じゃなかったのね。(^。^)

■とんちゃん
紅殻格子は、京都の町家独特のものかと思っていたけど、
近江のほうが発祥なのかな。
防腐剤の役目だから、コンニャクにも混ぜたのかしらね。
あの色は、煮物の中で映えるけど、最初に思いついた人は、食べ物に混ぜることに
抵抗感はなかったのかな。(^。^)

■かびさん
こちらこそ〜。良いところ紹介して頂いてよかったわ。
きちんと手間をかけたお料理で、仕込みが大変でしょうね。

そうそう、ご飯、頃合いを見て一回ずつ炊くんですってね。
どこのお米か聞き忘れたけど、ピカピカで、香りがあっておいしかったわ。

北野さんは学問の神様だものね。
お礼参りに行かなくちゃね。(^。^)

とようけさんの味付けは、関西にしてはちょっと濃いめだと思うけどね。
おいしいよ。
お昼時を外すと、すんなり入れると思うわ。
ついでに、お隣の澤屋さんで、できたて粟餅もね。
90代のご主人が店頭に出てましたよ。
私たちは、とようけさんで生麩田楽も食べてしまって、
お腹の余裕がなくて、窓から覗いただけで残念でした。

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