忍者物語その2 3月29日 (木)〜3月31日(日)
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はるみん | さて、鼻を高くするために美人を捜す旅に出た少年が、日が沈みかけた山道を歩いていると |
パンドラ | 「峠の旅籠@れでぃす専用」の看板が。 |
パンドラ | 「しめた、一気に目的達成も夢じゃないぞ」と、見習い天狗の少年は思いましたが、 |
K | 「旅篭の前までくると<歓迎・HAMIX御一行様>の札が掲げてあるではありませんか。 少年はガックリと肩を落としました。しかし、よく考えてみると、美女とだけ言われたのであって、 乙女とか、処女という言葉がついていたわけではありません。少年は気をとりなおし、 旅篭の暖簾をくぐりました。そこで少年は大変なものを見てしまいます。 |
はるみん | なんとそこには、想像を絶する美女の群。女は若いのに限ると信じて疑わなかった少年は、 そこでこれまでの人生観を塗り変えられるような、熟女たちに出会うことになるのです。 (´0ノ`*)オーホッホッホ |
パンドラ | 「こ、これは噂とは違う。もしや偽HAMIXさまご一行」と、少年は(゚-゜)☆バキ\(--;)(-.-メ)(^^;
(`´ ) |
はるみん | 旅籠の廊下を仲居に案内されて進みながらあたりを見回しました。 そのとき、少年の目の前に現れたのは、 |
K | 少年の師匠である老忍者、伊賀の太郎左右衛門助近でした。今は町人に身をやつし、 この旅篭で下働きをしています。「これはお師匠様。こんなところで何を。」 「おお、懐かしや、我が弟子、伊賀の源右衛門忠直ではないか」 というわけで、彼の本名が判明したのです。 ちゃんと単語登録して、決して改名したりしないようにとの、お師匠様からのきついお達しです。 以後少年忍者は、自分の名前を頑なに守るのでありました。 するとそのとき背後から、オバハンの、おっと失礼、熟女達の嬌声が聞こえてきました。 |
amy | 嬌声その1「あらぁ〜。忠ちゃんじゃないの〜。 暫く見なかったわね〜。どこに行ってたのさ」 本人がいくら頑なに守ろうとしても そんなもんに付き合う熟女ではありませんでした。 |
K | 伊賀の源右衛門忠直は振り返り、声の主の顔を見ました。するとどうでしょう、 鼻の先がムズムスして、鼻が5ミリほど低くなるではありませんか。 師匠の太郎左右衛門助近は叫びました。「源右衛門忠直逃げるのじゃ、 嬌声その2、その3が聞こえてこぬうちに。」 |
はるみん | 「あ〜ら、そこにいるのは、助ちゃんじゃないの?」鈴を転がすような美声に、師匠の助近と、 弟子の忠直が振り返ると、一瞬目がくらむような光線・・と思ったら、 そこにはこの世のものとは思われぬほど美しい年齢不詳の美女が・・・。 その女性こそ、何を隠そう、助ちゃんこと、師匠の老忍者、伊賀の太郎左右衛門助近が、 昔、思いを寄せたHAMIXの女親分はるみんさまだったのです。 |
はるみん | 「おお、はるみん。そなたちっとも変わらないのぉ。」うれしそうに目尻を下げる助近。 今まで弟子に向けていたのとはぜーんぜん違う、やに下がった顔の師匠の様子に、 内心ガッカリしながらも「本当になんてウツクシイ人なんだ」とはるみんに目を奪われる忠ちゃん。 気がつくとその鼻は3.5センチ程伸びていました。 つまり、さっきの引っ込んだ分と差引3センチプラスですね。(ー.ー)b |
はるみん | 横を見ると、師匠の助ちゃんの鼻の下も3センチほど伸びてます。 んで、弟子がそこにいるのをすっかり忘れて、師匠とはるみんは手に手を取って旅館の奥へ。 残された忠ちゃんはしばし、ボーゼン自失。そこへさっきのジュクジョ1がやって来て、 |
amy | おはよ〜〜。 ヽ( ´ー`)丿 ジュクジョ1 寝起きで〜す。 ノンフィクションでふ。 |
amy | でわでわぁ。。 ((((((( ( -.-)) |
K | 少年忍者、伊賀の源右衛門忠直は、午後5時に起床してきた熟女-1に恐れをなし、 この旅篭から逃げ出すことにしました。「熟女とは恐ろしいものだなぁ。 あのお師匠様まであんな情けない顔をして・・・」 少年忍者、伊賀の源右衛門忠直の目には涙が溢れました。 その涙の滴が鼻にかかったそのときです、不思議なことが起きました。 |
はるみん | まだ幼さが残っていた少年が、一気にたくましい若者になったのです。 |
K | 一気にたくましい若者になったのです・・・・内面的にはそうかもしれません。 しかし、問題は鼻です。これから天狗としてやっていくなら、鼻も内面に見合った たくましいものでなくてはいけません。師匠に幻滅した忠直は、 まず天狗として生きていくために、伊賀者としての名前を捨てる決意をします。 そんな彼を物陰からじっと見つめている影がありました |
amy | はいはいはい。ちょっとごめんなさいよ。私は医者でんがな。 アミの残党ちゃいますう。 忠はん、あんた鼻がムズムスしまっしゃろ。根底から覆しまっけど、そりゃ花粉症でんがな。 なに? 美女レベルで伸びたり縮んだりするって言われたってか。 そんなあほおな事がありまっかいな。 それで伸びるんならジュクジョ1を見た瞬間に あんたはんの鼻ぁ月までいってまいまったがやがや。 鼻の先っぽが月に行ってみぃだ、酸欠で死にまっせ。 |
久美 | 「ちょっと失礼。私は医者Bです。鼻の先っぽが月に行っても、鼻の穴は、 顔のすぐそばにありますので、酸欠で死ぬことはありません。」 |
パンドラ | 医者C「それよりも問題は鼻水です。とりあえず、ちゅあぶるを処方しましょう。 来週水曜日にもう一度来て下さい。」 |
K | 伊賀の源右衛門忠直「あのぉ、僕、お金も健康保険もないんですけど、大丈夫すかね」 |
はるみん | その時物陰から現れた商人風の男A「もし、そこのおぼっちゃん。 あんさん持ち合わせがなくて医者にかかれんとはお気の毒。 それじゃ、あんさんが右手に持ってなはる、木の葉っぱ。 それを私が買い取らせていただきましょう。」 実はこの男、何でも鑑定団の一員だったのです。 |
はるみん | 忠ちゃんは気づいていませんが、この葉っぱ一振りすれば、 小判が1枚出てくる仕掛けになっていたのです。 |