忍者物語その1 3月26日 (火)〜3月29日(土)
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はるみん | 昔々、あるところに、忍者になりたいと思っている美少年がいました。 巨大水たまりがあれば「右足が沈まないうちに左足を出し」という、 語り伝えられた奥義を実行し、 |
パンドラ | すっころんでもすっころんでもくじけませんでした。そんなある日 |
はるみん | そこを通りかかったアミィさん。その少年が美しいことに目がくらみ、 |
amy | 忍者にするのは勿体無いと、かっさらって行きました。 |
はるみん | 美少年を、軽々と小脇に抱え山道をひた走る、あみぃの前に突然、黒い影が・・ それはよく見たら、眼光鋭い天狗でした。 |
久美 | あみぃさんは、美少年を抱えたまま戦うのは不利と判断し、Uターンしました。 |
はるみん | そこへ、どこからともなく大鷲が飛んで来て、あみぃさんと美少年をむんずとつかまえ |
K | 空に舞い上がりましたが、大鷲の輸送能力には限界があります。 そこで大鷲は考えました。どちらかを捨てて行こうと |
はるみん | 「どうせなら、お肉が一杯ついていて、食べがいのあるあみぃのほうにしよう」 と哀れ美少年は空中に放り出され、・・・・ようとしたのですが、 |
amy | 2者択一は無理です。 (・_・)b あみぃさんが美少年をしっかりとつかんでいます。 運ばれながら空腹を覚えたあみぃさんは、大鷲のお腹の肉をちぎって食べ始めました。 |
K | あみぃさんの、あまりに自分勝手で強引な展開に嫌気がさした大鷲は、二人を放り出しました。 哀れ二人はまっ逆さま。しかし、はるか地上にキラリと光るものが |
はるみん | それは、な、なんと、あの天狗が持っていた大団扇だったのです。 天狗はそれを、ばふらばふらと、真逆さまに落ちて来るあみぃと美少年に向けて、扇いでいます。 |
amy | 急降下爆撃〜〜。 ターゲット確認! あみぃさんは美少年を天狗めがけて投げつけました。 |
パンドラ | しかし、さすがは忍術修行中の美少年。背中の唐草模様マントをばっと広げると、見事な滑空で |
amy | 落下しました。 |
K | 西の方向に飛び去り、天狗は地団駄ふんで悔しがりました。むやみにハイなあみぃさんの方は、 そのまま海にザブーン。体はバラバラに飛び散り、それぞれが小さなエビのような生き物になりました。 それが今の佃煮にしたりキムチに入れる「アミ」です。一方少年忍者の方は |
はるみん | あわや、地面に激突というところで、天狗が扇いだ団扇の風に乗って、ふわりと着地。 危機一髪を助けてくれた天狗の弟子になることに |
パンドラ | 天狗は修業熱心な美少年が大変気に入りましたが、たった一つ不満がありました。 鼻が低いことです。このままでは立派な天狗になれません。そこで |
はるみん | 少年の鼻に木の葉を乗せて呪文をかけ始めました。その呪文とは、 |
amy | 「おおちゅぴなへぇ〜〜。♪」 |
はるみん | 美しい女性を見るたびに、ちょっとずつ鼻が伸びるおまじないだったのです。 |
久美 | 美少年は、立派な鼻にするべく、美しい女性を探すたびにでました。 |
はるみん | 1人で旅に出して、又あみぃの残党にさらわれては危険と天狗は美少年に 一本の杖と一枚の葉っぱを持たせました。これは、 |
K | 葉っぱもちろん鼻の高くなるまじない用。問題は杖の方です。少年には用途が分かりません。 恐る恐る天狗に訊ねてみました。「師匠、この杖一体何ですか?」 すると天狗は答えました「へっ?、お前は杖も知らんのか。歩き疲れたときに使うと楽じゃぞ」 少年はがっかりしました。しかし、この杖は後でとても役に立つことになるのです。 |
はるみん | 葉っぱは鼻を高くするまじない用に持たされたと、少年は考えましたが、鼻には、もうまじないが かかっていて、あとは美人を見れば葉っぱがなくても鼻は高くなるのです。 この葉っぱも実は、別の役に立つために持たされたのですが、この時の少年には それを知る由もありませんでした。 |
はるみん | さて、鼻を高くするために美人を捜す旅に出た少年が、日が沈みかけた山道を歩いていると |
パンドラ | 「峠の旅籠@れでぃす専用」の看板が。 |
パンドラ | 「しめた、一気に目的達成も夢じゃないぞ」と、見習い天狗の少年は思いましたが、 |
K | 「旅篭の前までくると<歓迎・HAMIX御一行様>の札が掲げてあるではありませんか。 少年はガックリと肩を落としました。しかし、よく考えてみると、美女とだけ言われたのであって、 乙女とか、処女という言葉がついていたわけではありません。少年は気をとりなおし、 旅篭の暖簾をくぐりました。そこで少年は大変なものを見てしまいます。 |
はるみん | なんとそこには、想像を絶する美女の群。女は若いのに限ると信じて疑わなかった少年は、 そこでこれまでの人生観を塗り変えられるような、熟女たちに出会うことになるのです。 (´0ノ`*)オーホッホッホ |