1/12-新年から

もたもたしていたらあっという間に2週間経ってしまいました。

安倍ぼんが、年末の経済財政諮問会議で経済界のお偉いさんたちに
にこやかに、賃上げ3%期待を伝えたらしいですね。

総理大臣がそんなことを言うのも、どうかと思うけれど、
物価上昇2%目指しているアベノミクスとしては、差し引き1%でも
プラにしないと、国民の反発が怖い、ということでしょうか。

これだけ、世界的にも類を見ない金融緩和をやっても、
彼らが意図したように景気が回復した実感がない層が大多数。

日銀が、一回あたり750億円ものお金を使って、株式市場を買い支えて
かれこれ2年。その合計は2兆円にもなるらしい。

他にも4頭のクジラ・・GPIF(年金)、ゆうちょ、かんぽ、3共済が
買っているのだから、株式市場が実体経済とかけ離れて行くのは自明の理。

けっさくだったのは、そうした国策の買いによって、国が3割を占める
大株主になってしまった、ファーストリティリング(ユニクロの経営会社)の
社長が、新年のコメントで、「景気が良くなっている実感がない、
上がっているのは、株式市場だけ」と言ったこと。
まるでパロディみたいで、笑っちゃいました。

でも、将来の日本を考えると、笑っていられない。
こんな、実態を知っている日本人はどれだけいるのやら。

せめて、GPIFや3共済が、この高くなったところを売って、利食ってくれれば
少しは、将来の国民のためになると思うけれど、彼らが売り出せば、
市場は暴落必須なので、出口戦略も取れず、なんでしょう。

ジム・ロジャースさんも、こんなこと言ってまっせ。
もし私が、10歳の日本人なら

と、新年早々、のんきな日本人を脅しておこう(笑)。