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今日は桃のお節句ですね。
昭和27年生まれの私のお雛様は、
初節句に買ってもらったこのお内裏様。
母の手作りの着物と毛糸のちゃんちゃんこを着た私。
抱っこしているのは23の母。
テーブルの上には、桃の花やアラレと一緒に、
お芋も乗っていたりして、親の愛と時代を感じます。
戦後の物のない時代が過ぎて、庶民の暮らし向きはやや良くなってきたとはいえ、
まだまだ質素で贅沢品まで手が回らなかった頃。
一度に段飾りを買えなかった両親は、毎年一段ずつ揃えて行こうとしたらしいのですが、
ちょうど朝鮮動乱の需要景気で、急激に経済が良くなった時代、
翌年、3人官女を揃えようとしたら、前年のお内裏様より大きくりっぱになっていて釣り合わず、
結局、このお内裏様だけになったのです。
アルバムの写真の横には、懐かしい父の字で
1953,3,3
初節句
百燭光・電球3ケニテ
父 初メテ室内撮影の写真
とあります。
これは幼稚園のとき。
実力行使でお内裏様になりました(笑)。
考えてみたら半世紀前の話。
生きびな様のハシリですね(笑)。
時代はさらに進んで、これは20年位前に作った、紙粘土のお雛様
ある年のひな祭りが近い頃、新聞のチラシに入ってきたお雛さまの
写真を見ていて、そうだ紙粘土で作ってみようとひらめいたのです。
チラシに乗っている段飾りの小さな写真を見ながら、
適当にデフォルメして。紙粘土を触るのも、小学校以来。
で、紙粘土ひと包みで、4日で出来上がり。
形も絵付けもまったくの独創。
我ながら、なんと才能があることよと自画自賛(笑)。
その後いくつか、姪っ子や友人の子どもたちに
作って、こっちは最初の半分の材料で作ったもの。
いくつか作っていると、もっと小さいものを
作りたくなってくるのですね。
今はもう、こんな小さいものを作る根気がないので、
これは一種の記念碑です(笑)。