■Diary-2011年

その日あったこと、考えたこと、更新情報など、何でも記録のページです。
画像をクリックすると大きな画像で見ることができます。


[HOME] [当年日記] [ワード検索] [12年] [10年] [09年] [08年] [07年] [06年] [05年] [04年] [03年] [02年] [01年] [管理用]
1.行く年 12/30-IEのリセット 12/29-松籟庵と南座 12/26-携帯行方不明 12/22-捨てる快感
2.12/14-愛を感じる仕事 12/14-色無地と鹿子井山田 12/11-かんたん携帯 12/7-綸子小紋と鹿子井山田 12/6-干しシイタケ作り
3.12/1-キャンドルライトと「Time to say goodbye」 11/29-縞塩沢と木屋太らくだ 11/26-MUJIのフロアスタンド 11/24-腐葉土づくり 11/23-36年前
 新着の期間  [全ページの表示]  [目次OFF

1/19-本日の組み合わせ2011/01/19(水) 晴れ -3.1→+1.3 No.7

又々お気楽話題で、恐縮ですが、(^^ゞ
出来上がったばかりの着物コートを試したくて、着物で外出してきました。

7_1.jpg  : 42 KB 7_2.jpg  : 44 KB
裏がなくても良いくらいの厚地の紬に、ポリノジックと綿と絹が混じった名古屋帯。
半襟は、ざっくりした織り地の綿の端切れです。
女友達との気楽なランチの集まりで、着物は私だけだったので、テーマはカジュアルです。

コート、着てみて感じた課題は、やっぱり襟幅と芯でした。
もうちょっとうしろ襟を狭くして、前立て続きで芯を入れればよかった。
着物の後ろ襟に添うように、後ろ身頃のくりを深くする必要も。
シーズンオフになったら作り直そうかなと。

カテゴリ:着物まわり



1/16-着物用コート2011/01/16(日) 晴れ/曇り一時小雪 -3.8→+1.5 No.5

作り帯で久々に針を持ったら、何か作りたい熱がふつふつと湧き上がって、
着物用のコートにしようと3年位前に買ってあった生地を引っ張り出してきました。
地のしして、裁つばかりにしてあったのですが、洋にも和にも着られるようにしようと
欲張ったのが仇になり、デザインで行き詰まっていたもの。

5_1.gif  : 15 KB 5_2.jpg  : 77 KB
手持ちの着物用雨コートを見てみると、単純に着物用にするのが、
裁つところも少なく直線縫いで簡単そうと、こんなデザインにしました。
(ペンタブでフリーハンドで書いたので、ヘタクソですが。←言い訳がましい/笑)
出来上がったのが右のです。
肩は輪になっていて、後ろ身頃と前身頃はひと続きです。
洋の生地でW幅なので、後ろも一枚裁ち。背中心に剥ぎがありません。
斜めにカットした前開きに、同じ幅の直線の襟が、ぐるりとついている格好です。
うっかり間違えるところでしたが、着物なので右前です。
着丈1m10センチ。長羽織くらいの丈です。
生地はW幅で2.5mありましたが、ほとんど残りませんでした。

5_3.jpg  : 72 KB 5_4.jpg  : 84 KB
後ろ身頃部分の襟は半分に折ってスナップで止め、裾に向かって襟幅が開くように着ます。
着物用のコートは、ヒモで前を綴じる様になっていますが、あれは脱ぎ着が面倒なので、
ヒモと同じように巻き込んで着る形になる位置に、大きめのスナップを2箇所に点けました。

5_6.jpg  : 105 KB 5_7.jpg  : 102 KB
この生地、中肉のツイードで、表にミシンで花を刺繍してあります。
イタリアの生地ですが、和にも合うでしょう?
裏はコート用の地厚なのをつけました。
見えるかしら?懐中時計の模様なんですよ。見つけた時、うれしくなっちゃいました。

5_5.jpg  : 86 KB 気に入って買ったはいいけど、使い道がなく、
しまいこんでいたコサージュ。
あつらえたようにこの生地にぴったりだったので、
スナップ付け位置の上にボタン代わりにつけました。

これ、豚の皮でできているんですって。
水濡れとはな(家の犬)厳禁です(笑)。

■今回の反省:
両脇の縫い目を利用してポケットをつけたのですが、これは失敗でした。
巻き込み式で着ると、ポケットが開いてしまうのです。
ポケットがあると便利なんですけど、みっともないので綴じてしまうことにしました。

襟は、13センチ幅位でよかったかも。
身幅を補うために、16センチにしましたが、後ろ襟がちょっと高くなりました。
あるいは、同じ幅でなく裾に向かって広くしてもよかったかも。

着物用は、襟や袖口も芯が入らないのですが、
襟部分だけでも薄い芯を入れたほうが、後ろ襟に張りが出てよかったかなと。
次回への課題と言うことで。

カテゴリ:着物まわり



1/5-やっぱり作り帯2011/01/05(水) 晴れ/曇り -4.3→-0.5 No.2

一時、前結びや、楽詩帯を取り入れることで、だんだん作り帯化を
減らしていこうと考えましたが、やはり、急ぎには「作り帯」にかなうものはなく。

特に柄合わせの必要なものや、長すぎたり短すぎる帯には、
結ぶときにそれなりに工夫と時間が必要なので、つい億劫になります。
それでいて、出来上がったものは作り帯ほどきれいにはいかず。
帯締めだけで止まっている、帯の「手」や巻き上げている部分が、
ドアノブなどに引っかかるなど、ふとしたことで崩れてしまう危うさもあります。

たまたま、最近読んだ、「美の世界」で池田重子さんも、現在は全部作り帯に
しているというのを知り、意を強くしました。
京都あたりでも、毎日着物を着る呉服屋さんや、お茶関係の人にも作り帯派が多いと
聞きますし、ましてや上手に結べない私が、手結びにこだわる理由はなし、です。

唯一、切る事にためらいがあるとしたら、角出しや銀座結びができなくなることですが、
あれは、背中に贅肉がなく、腰から下がすらっと長い人じゃなきゃ似合わないスタイル。
現実問題、これからそんな体型になるわけはなく。
というわけで、思い立ったが吉日。
今まで迷ってとりあえず「畳んで作る作り帯」にしていたものも改造すべく出してきました。

2_1.jpg  : 66 KB 2_2.jpg  : 106 KB
まずは、これ。
ずいぶん前に、夫母が買ってくれた唐子模様の袋帯。
結婚式でプロに結んでもらったのと、自分では畳んで作る作り帯で1度締めたっきり。
上等なのですが、普通の袋より50センチ近く長くて結びにくいのです。
全通なので柄合わせは問題なさそうですが、繰り返しパターンの織り柄なので、
どうせなら、タレの部分とお太鼓部分を、右のようにきれいにつなげたい。

2_3.jpg  : 59 KB ところが、このパターンの間隔がまずく、
帯の中の折り返しをちょうどよく取ると、
柄がうまくつながりません。
そこはそれ、作り帯ですから、まずは表から見た柄優先。
で、余った部分を折り返しの下のほうで畳んで調整しました
左の画像で、どういうことをしているのか、
帯を結んだことがある人ならお分かりでしょう。
ここの部分は、「手」で隠れるので、気付かれません。

この帯、紹巴や博多のように細い糸でしっかり織った帯のせいか、
切ってみたら、芯が入っていませんでした。
胴巻きは芯がないほうが涼しくていいのですが、お太鼓はちょっとしっかりさせたいので、
お太鼓部分だけ、芯を入れました。
作り帯だと、部分部分でカットするので、こういうことも簡単にできるのが良いところです。

2_4.jpg  : 55 KB 2_5.jpg  : 64 KB
次はこれ。
渡文の纐纈の袋帯で、普通に買うと30万はくだらないらしいのですが、
ネットオークションで、新品を1万円で落札しました。
道内の業者さんだったので、かび臭さもなくラッキーでした。
(本州からのリサイクルは、一度買って、その保存臭に懲りた(^^;)
イニシャルコストは安いとしても、渡文は渡文。
切る事にためらいがありましたが、この帯、柄付けがおかしいのか、2重太鼓にすると、
右のようにせっかくの山水画が隠れて、空部分が中心の柄行になってしまいます。
これだけ見ていると、これでも悪くはないのですが、せっかくなので
タレ先から連続して一幅の絵にしたい。
というわけで、先の唐子の帯と同じ方法で、折り返しの下のほうで
調整して柄合わせをしました。

2_6.jpg  : 65 KB
で、出来上がったのが左のです。
右の元々と比べるとやはり調整済みのほうが、
しっくり来るでしょう?

もしかしたらこの柄合わせがうまくいかなかったから
はね品で安く出ていたのかな。
それにしてもさすが渡文
シャリシャリとシワになりにくく軽くて張りが合って良い帯です。
作り帯にして生かせて良かった。

2_7.jpg  : 63 KB 2_13.jpg  : 123 KB
勢いついでにあと3本。これも袋帯です。お太鼓柄なので、作り帯向き。
瓢箪のは、裏が鳥獣戯画で、両面締められるので、躊躇していたのですが、
柄あわせが面倒で締めないなら本末転倒ということで。
右の帯は、瓢箪と同じ織元のですが、お太鼓がビリヤードのテーブルで、
タレのところにキューがついています。
こういうのも、絶対作り帯じゃなくっちゃ、の帯です。

2_8.jpg  : 86 KB
ついでだから八寸も。
この帯は本来たれ先が無地だったのです。
でも、柄を持ってきたかった。
で、作り直しました。
ところが、うまいところで柄を合わせると、
折り返しが足りません。


2_9.jpg  : 70 KB 2_10.jpg  : 97 KB
で、苦肉の策。
八寸の折り返しの裏側のところの生地をカットして、折り返しになるところに、
くっつけました。
2_11.jpg  : 71 KB
ついでにお太鼓部分に芯を入れました。
普通、織りの八寸は、お太鼓になるところを2重にして
両脇をかがっているだけですが、ちょっと薄い芯でも
入れるとお太鼓の形がきれいに出ます。

2_12.jpg  : 51 KB
で、出来上がりを横から見るとこんな風。
折り返しの分量もちょうど良い具合になりました。
(脇をかがる前なので、芯やらなにやら見えていますが)
2箇所はいだうちの一箇所、どうやらカット部分を
間違えたようで、足した部分が見えていますが、(^^ゞ
ま、締めてしまえばわからないだろうと言うことで。

胴巻き両サイド、手先片側、お太鼓の背中側端などは全部ミシンですし、
手縫いは、お太鼓や手を止めつける部分だけ。
作り帯化するだけなら、1本1時間もかからない簡単な作業です。

これでいつでも使えるようになると思うと、どんどん作りたくなっちゃいます。
直したい帯はたくさんあるので、まだまだ、この楽しみが続きます。
あとは、型崩れせず、見やすい収納法を考えなくては。

カテゴリ:着物まわり





■ カテゴリ ■



■ 過去ログ ■


[直接移動] [先頭] [1] [2] [3] [4] [5] [6]
投稿画像の表示サイズを変更できます
管理者用

- Joyful Note -
- JOYFULYY v2.50y24m72 :Edit by Yamamoto -
- i-mode改 - - resize.pl -
- Tomo_20090110-tomo : Edit by tomokun - - 携帯対応 -