忍者物語その6  4月16日 〜4月26日

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はるみん ガキ大将だった子供のころ、近所で美人と評判だった娘時代、そして、
南三条 若返りの水を飲みすぎて、とうとう赤ん坊になってしまった時のこと…
はるみん あの火事現場から命からがら逃げ出したこと、せっかく保険金太りを期待したのに、
保険会社に支払を拒否されて、絶望の淵をさ迷った日々・・
みなみさんじょ〜 寒い越前海岸をひとりよろめきながらさまよいあるいたこと・・・・
そして次の瞬間、おいしそうな美青年の顔を思い出して、
あみぃは「(*゚0゚)ハッ!!」と目が覚めました。
どこかで鯨の大イビキのような轟音が聞こえます。
まだぼんやりしている意識の中でその音に耳を澄ましていたあみぃは、
轟音が自らのから発していることに気がつきました。
はるみん 素寒貧になってしまったあみぃは、この1週間、食べ物らしい食べ物を
口にしていなかったので、と〜〜〜〜っても、お腹が空いていたのです。
みなみさんじょ〜 からっぽのあみぃのからは、容赦なく轟音が洩れてきます。
「(/ω\)イヤン♪恥ずかしいったら〜〜〜」(
amy 一週間の絶食に耐えたあみぃの体は 余計な脂肪が取れて 
すっぺしゃるナイスばでぃになっていました。(^▽^)
  それを思えば轟音など恥かしくなくなりました。
はるみん お腹のなる音だと思ったのは、実は熊の唸り声だったのです。
で、いったいどうしてあみぃのお腹の中に熊がいるのかというと・・・・
パンドラ しかし、どうしてあみぃは赤ん坊から中年に?
と言うような疑問には答えることなく、あみぃのおなかは鳴り続けていました。
パンドラ 「いけない、このままではどこやらで見た物語とロケーションが似てしまう」と、
アミィが思ったかどうかは定かではありませんが、
パンドラ とりあえず、歩き出しました。しかも本能的に、食べ物の豊かなほうへと向かっていたのです。
パンドラ 行く手に巨大な城塞都市が見えてきました。時代背景は、はっきり言って眼中にありません。
パンドラ 街の門は固く閉ざされていました。それを見てあみぃのおなかが巨大な音を立てました。
すると、居眠りをしていた2人の衛兵が
みなみさんじょ〜 「おぃ、そこの女!」と居丈高にあみぃを指差しました。
みなみさんじょ〜 「女、ですってぇ?」
自分が超ないすばでぃ に見えているあみぃはちょっとむかつきました。
「せめてそこの美女くらい言って欲しいもんだわ」
あみぃの鼻は、自らの美貌とスタイルで1mmほど高くなっているようです。
衛兵はボロをまとったあみぃを見つめ、それからお互いに顔を見あわせました。

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