■Diary-2011年

その日あったこと、考えたこと、更新情報など、何でも記録のページです。
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7/9-原発はいらない2011/07/09(土) 晴れ/曇り +20.9→+28.4  No.108


検査停止がこのままいけば、来春には、日本中の原発が停止になると喜んだけれど、
ストレステストだなんだと言い始めて、
それをやるのがもし、今の原発安全委員会なら、公平性は期待薄。

第一言い出したのが、菅さんなので、政権が交代した途端に、
ストレステストも、脱原発も、うやむやになる懸念あり。

原発は、造りや立地場所が安全か否かの前に、燃焼の後に出る灰(核分裂生成物)、
これが一番大きな問題なのだと思うのです。

なんでも、広島に落とされた原爆の死の灰は800gだったそうですが、
原発一基から出る死の灰は年間1トンだそうです。
50数基の原発がすべて動けば、年間50トン以上・・・
それが動いている間ずっとですよ。
中和もできず、埋めるしかない死の灰。
これが北海道の幌延に来るのです。
遠いから、過疎だからと許せますか?

容器に入れて地中深く、それでどのくらいの期間、もれずにいるでしょうか?
誰にもわかりません。
容器の耐用年数は、2,500年とか言われていますが、実験したわけではない、理論値です。

ドイツもイタリアも原発を捨てました。
なぜ日本では出来ないのか。
経済も大事ですが、未来に負の遺産を残していいのでしょうか。

そもそも、どうしたきっかけで、原発が国策事業になったのか。
私も少し前まで知りませんでした。

ビキニ環礁での、アメリカの水爆実験で被爆した、第5福龍丸の事件を覚えていますか?
その乗組員で唯一の生存者の大石又七さんと大江健三郎さんの会談を先日テレビでみました。
私たちが最後の被爆犠牲者になるようにという、福龍丸の船長の言葉を
のちに何かで見た記憶がありますが、その後のことは知らずにいました。

この事件があったのは、終戦の10年後のこと。今から半世紀近く前のことです。
当時のアメリカ大統領のアイゼンハワーは、核の平和利用を国連で訴え、
大きな支持を得ていました。
その利用モデルとして、資源の少ない技術国の日本を選んだのですね。
(これに乗ったのが、正力松太郎と中曽根康弘だったようです)

その陰でアメリカは、ソ連に対抗して公海上で秘密裏に水爆実験をやっていたのです。
それが折悪しく通りかかった第5福龍丸を被爆させることに。
その時浴びた死の灰は、推定3,000〜5,000ミリシーベルト、致死量の半分量とのこと。
1年半後には、23人の乗組員全員が退院したそうです。
しかし、それは見せかけの退院。
実際は、半年後に機関長の久保山愛吉さんが亡くなり、
その後、ほぼ全員が白血病や、様々な癌で亡くなっているそうです。
ただ一人生き残った大石さんも、肝臓がんで何度も手術をされているそうです。

核を持ち続けるために、「平和利用」にすり替えたアメリカにとって、
この被爆は都合の悪い事故でした。
被爆の10ケ月後には、賠償金の200万ドルが支払われて、政治決着させたのです。

そして、2年後には東海村の原発計画が始まり、5年後には臨界へと進み、
日本は、原発大国への道を歩き始めた。

原子力発電事業は、単に「国策」としてだけではなく、東西冷戦時代のアメリカの
世界戦略の一貫として、自国の核を補うものとして存在したのですね。

こういう事情を知ると、なぜ原発の危険性が隠ぺいされ、
多額のお金が動く事業として存在するようになったかがわかるような気がします。

今はもう東西冷戦時代ではないけれど、隣に何をやらかすかわからない大国がいるし
原発をあちこちに作るよりは、そのものずばり核を持った方がいい、
なんて声が出て来ないとも限らず。

とにもかくにも、まずはやめましょう原発。
たしかに過渡期は、大変かもしれません。
しかし、為替の急激な変化も吸収して発展してきた日本ですもの。
化石燃料を使わなくても安全で効率の良いものを必ず作るでしょう。
私はそう信じています。

カテゴリ:雑感



7/8-その日のあとで2011/07/08(金) 雨→曇り +21.1→+24.4 No.107


無力感にさいなまれるので、しばらくノー天気話題ばかりでしたが、
そうこうしているうちに、最も危険と言われている老朽化玄海原発
再開されそうになったり、やらせメール事件があったり、
たとえだめでも、ちゃんと目を開けて見ていなければ、巨悪の思うままだわと
久しぶりに小出先生の話を聞いてみたいと、あちこち見ていたら、
先月下旬に毎日放送で「その日のあとで〜フクシマとチェルノブイリの今〜
という番組が放送されていた事を知りました。

残念ながら、関西一円だけで、他の地方では見られませんでしたが、
YouTubeにアップされていましたので、こちらからリンク入れておきます。
もうすでにご覧になっている方も多くおられるかと思いますが、
まだの方は是非。1本の放送を分割して1〜4まであります。
(画像をクリックするとスタートします)

その日のあとで〜フクシマとチェルノブイリの今〜(1) 
 
【YouTube動画 ID:B3qAAnrnzUY】

その日のあとで〜フクシマとチェルノブイリの今〜(2) 
 
【YouTube動画 ID:z0zDCZFf9hw】

その日のあとで〜フクシマとチェルノブイリの今〜(3)
 
【YouTube動画 ID:zZOWyZukFCQ】

その日のあとで〜フクシマとチェルノブイリの今〜(4)
 
【YouTube動画 ID:hkGuc478e00】
 

この番組を作ったディレクターは、かつて、今中先生、小出先生を取り上げた
ドキュメンタリー「なぜ警告を続けるのか〜京大の異端児」という番組を製作した人で、
その時は、電通や関西電力から相当な圧力を受けたそうですが、
今回もきっと放送するにあたり局内でも色々、摩擦や葛藤があったのでしょうか。
放送時間が、日曜日の 25:20〜26:20というところに苦労が伺えるような。
がんばれ!毎日放送、津村ディレクター。

ちなみに、「なぜ警告を続けるのか〜京大の異端児」もYouTubeで見ることができます。
原発がなぜだめなのか、これを見るとよくわかります。

その1
 
【YouTube動画 ID:-pqrpabtm4s】

その2
 
【YouTube動画 ID:a4c2Dca-Brg】

その3
 
【YouTube動画 ID:e0AFOOyglC4】

その4
 
【YouTube動画 ID:kjvmsnVqAPg】


*小出先生の活動情報は、有志の方が作っているブログで知ることができます。
小出裕章 (京大助教) 非公式まとめ

放言室では事故以降も話題が続いています。
コメントなさりたい方、よかったらそちらへどうぞ。

カテゴリ:雑感



3/30-それでも原発は必要ですか?2011/03/30(水) 晴れ+0.0→+10.3 No.36

事ここに来て、やっと東電の幹部が記者会見に現れた。
社長は入院してしまったとか。
勝俣会長は、記者に突っ込まれて、1〜4号機まで廃止せざるを得ないとしたうえで、
今後は耐震装置などをしっかりやって行く必要があると加えた。
ということは、今後も脱原発は考えていないということか。

信じられないことに、事故の後の世論調査でも、脱原発派は半数程度らしい。
遠くにあるからか。
特に都会の人々は半数以上、原発を容認しようとしている。
なくなると困る、それがその理由。

そんな人たちに、このメッセージを聞いてほしい。
原子力の研究者という立場から、40年以上に渡り警鐘を鳴らし続けて来た
「原子力の専門家が原発に反対するわけ」 

若い人たちに、これからの人たちに安全な国を残すために。
同じ過ちを繰り返さないために。

京都大学原子炉実験所・小出裕章氏の講演
 
【YouTube動画 ID:4gFxKiOGSDk】

もうちょっと根気と時間がある方はこちらも。
3/18京大原子炉ゼミ1「もうやめよう、原子力ほんとうに」小出裕章1/2 
 
【YouTube動画 ID:a6sVZA1wMRU】

3/18京大原子炉ゼミ2「もうやめよう、原子力ほんとうに」小出裕章2/2 
 
【YouTube動画 ID:vfMg_QQ3NZA】

カテゴリ:雑感



3/18-祈ろう日本!2011/03/18(金) 晴れ -3.3→+3.7 No.32

この1週間、新聞やテレビから流れてくるのは厳しい現実の話ばかりで、
息が苦しくなってきますが、
辛い報道ばかりではと思うのか、合間に「初めてのおつかい」や
子供が大勢いる家族の番組や仮装大賞の再放送していたり、
CM自粛の穴埋めも、ACの「思いやり」やら「子供を手当て」やら。
ごまかされているなぁと、どこかでチラッと思わないでもないけど(笑)、
見ていると、小さいもの弱いものを思う保護本能がよみがえり、
がんばらなければという気持ちがわいてきます。

知っても自分ではどうにも対処できない情報を追いかけて、
歯がゆがったり、悲観的な気持ちでいては具合が悪くなってしまいます。
気持ちを切り替えて行きましょう。

みんなの祈りが集まれば、きっと届くはず。
希望を捨てず、あきらめず。
日本人は日本人の力を信じましょう!

早く収まって、被災地に全力投球されますように。


*余談ですが、最後の「AC!」っていう部分、昨日あたりからカットしてますね。
耳障りって声があったのかな?(笑)

カテゴリ:雑感



3/15-がんばろう日本2011/03/15(火) 曇り一時雪 -1.6→+2.3 No.31

うれしくなって、なんだか胸がいっぱいになる、CMを見つけました。
地震の翌日で、開通セレモニーもなく出発した九州新幹線のです。
 
【YouTube動画 ID:UNbJzCFgjnU】

日本人でよかった。
日本に生まれてよかった。
浪花節だけど、こんなのを見るとますます、そう思います。

こんな日本です。
「がんばれ日本」と言ってくださる外国の方々。
どうか日本の株を買ってください。
買うのが無理なら、せめて売らないでください。
こうなる前から経済がガタガタだった日本。
売りが売りを呼び、日本の経済は向こう何十年もだめだろうなんてささやかれ始めています。
復興のためには、海外からの経済の応援がぜひとも必要です。

「日本は必ず立ち直る」と思ってくださるなら、日本から脱出しないでください。
脱出するにしても、どうぞ「怖いから」と言わないでください。
被災地の人々は、地元からさえ脱出できないのですから。
そんなニュースを見ると、さびしい気持ち、怖い気持ちが増幅します。

被災地から遠く離れた場所に住んでいる私たち。
こんな時だから、必要最低限でやっていかねばと、身を縮めているけれど、
でも、こんな時だからこそ、私たちはいつもの生活をして、
与えられた仕事をこなし、それなりの経済活動をして、きちんと税金を払うことこそが、
結果として被災地の復興につながるのではないのかなと思うのです。

こんなときだからこそ、自分にできることをしっかりと。
家族や友人や身近な人を大事に。今日を大事に。
それが生きているものの務めじゃないのかなと思うのです。

がんばろう、日本。
がんばろう、私たち。

カテゴリ:雑感





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