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はなに心を寄せて下さったみなさん、突然の報告で、びっくりさせてしまってごめんね。
みなさん、はなとの別れをそれぞれに想ってくださってうれしかったです。
はなもきっと喜んでいると思います。ありがとうございました。
レスと報告もこちらでまとめてさせていただきますね。ごめんなさい。
はなは、最後は尿毒症になってしまったんだと思います。
水曜日、朝一番に、うちから車で5分ほどの病院に点滴を受けに行きましたが、
体温を測って、聴診器を当てた獣医さんは、今は、注射針すらはなの負担になるから、
もう何もしない方がいい。このまま家で過ごさせてやってくださいと言いました。
それで、残りの時間は、そう多くないんだなぁと、覚悟しましたが、
まさかその日の午後とは。早すぎました
病院に出かけたのが負担になったのかもと思わなくもないですが、
バスタオルと毛布でくるみ、顔だけ出した、赤ちゃんスタイルのはなを抱きかかえて、
玄関から出ると鼻をピクピク。あ、お外だ〜っていう顔をしたような。
それを言うと「はなは外が好きだから、外の空気を吸いたかったんだよね」
とおとさん。そうだよね、良かったよねと思うことにしました。
獣医さんの言葉で私たちの覚悟も決まったし、
行かなかったら、最後に何かできなかったかと悔いが残ったかもしれません。
覚悟していたせいか、亡くなった直後は、ふたりともちょっと涙が滲んだだけで
すぐさま、はなをきれいにして、布団を片付けたり、タオル類、敷物など洗濯したり、
動かずにいられず、打ち合わせなくても、バタバタテキパキ動き、家中掃除。
はなが使っていたものは、おとさんの手で全部見えないところに片付けられていました。
そうこうしているうちに夜を迎え。
さて火葬はどうしよう、やっぱり明日かな。
隣のコーギーの時に、炉を備えたトラックで来て家の前で焼いてくれる業者を使ったと
言っていたことを思い出し、どこの業者か聞きに行ったり、それぞれで検索しつつ、
そばの小さいベッドに寝かせたはなを見ると、いつものちょっと寝ているような姿。
このまま、いつまでも置いておけるものなら置いておきたいよね。
そうだ剥製にできないかなぁと言うと、反対するかと思ったおとさんが、
うん、それもいいねというので、じゃちょっと聞いてみようと、
市内の剥製業者を探して、近いところで古そうなところに電話。
すぐに出た、年配らしき声の剥製屋さん曰く
「年に1ー2度そういう依頼があって、作ったことがあるけれど、冷たいし硬いよ。
年数たったら処分に困るよ。
作るなら今晩から冷蔵庫に入れてもらわなきゃならないし、辛いんじゃないかい?
ゆっくり、考えたほうが良い」ととても親切で真っ当なお応え。
(ちなみにヨーキーサイズなら一体5万円と価格も良心的でした)
そこでやっと、私だけでなく、おとさんも平常心ではないのだと気づき。
剥製はやめよう。
落ち着いたら、そっくりに作ってくれるぬいぐるみ屋さんを探そうということになり。
火葬屋さんを手配して、はながいる最後の夜、川の字で早寝しました。
(いつものようにはなの前足をモミモミ、頭や顎をナデナデ
もうこうすることもできないと思うと眠れず)
明けて今日は、快晴の昨日とは打って変わって、一日中水っぽい雪降り。
小さなベッドに横たわっているはなを、入れ替わり立ち代わり何度も見に行き、
姿を目に焼き付け、そっくりぬいぐるみ用にスケッチしたり、話しかけたり、
頬ずりしたり、形見の毛をカットしたり、肉球を紙に写したり。
もうじき姿がなくなると思うと、何かしておかねばと、ジタバタしました。
そうこうしているうちに残り時間は2時間を切り。
おとさんが、はなをいつも道路を見張りしていた西の出窓のところに運んでくれるのを、
ぼーっと眺めていただけの私。そういう準備を何も考えていませんでした。
はなちょん2号とちびはなに守られて、雪降る庭を眺めているかのようなはな
夕方4時に火葬の車が来ました
はなから庭と家が見えるように、バックで敷地の中に入れてほしかったけれど、
案外大きな車で、入り口のアーチをくぐれず、歩道に駐車することに。
40分ほどかかると言うので、はなを渡して、家の中で待機。
待っている間、ふたりで簡単に送る式をしようと、おとさんが讃美歌と聖書を
持ってきました。見ると服も着替えています。
骨壷を置く場所も決めて片付けてありました。
まぁ、なんと気が利くこと。
そういうことを全く思いつかなかった私は、やっぱり平常心ではなかったようで。
車の方を見ながら、送る讃美歌を歌っていたら、突然おとさんが声をつまらせだし、
それをきっかけに、お互いに外に顔を向けたまま、静かにボロボロ泣きました。
泣けてよかった。諦めがついたし、おとさんのほうが悲しんでいることがわかったし。
母も沈んでいるし。私がシッカリしなければ、です。
用意ができたと呼ばれて、車の横から乗り込むと、台の上の金属のバットの上に
骨がきれいに並べられていて、ひとつひとつどこの場所か丁寧に説明してくれました。
きれいな骨で、小さい小さい足の指の関節まできちんと形が残っています。
こんな形になって悲しいより、標本のようで感動しました。
こんなに小さな骨まできれいに残るのは、はなの年齢の小型犬では少ないそうです。
黒いところもなかったし、健康だったんですね、と言ってもらって
ホッとしたが半分、それならもっと生かしてやれたんじゃないかと思ったり。
こんな風にきれいに並べて渡してくれるとわかっていたら、
うちから平たい容器を持ってきたかった。
そのくらい、はなの骨のきれいさかわいらしさに、感動しました。
うちの直ぐ前なのに、適当な器を用意しに戻るということも思いつかず。
あとで、並べてみようと、用意されたそっけない骨壷にそっと入れたおとさんと私。
おとさんが用意してくれた場所にその骨壷を置いたら、なんだか力が抜けました。
そのうち喪失感や寂しさに襲われる予感はありますが、
今のところは、なんだかよくわからない状態です。
今日の雪が重くて、何度も雪かきしたせいか
この3日間、なにを食べたかなの食事だったせいか、
体重がちょびっと減ったのだけが良かったこと。
とにもかくにも、はなは、空に帰りました。
はなのことだから、そのうち冷蔵庫の影から覗くような気がしてますが
実際現れたら、腰抜かすかもね。(^.^)