これまで全く興味がなかったクルーズツァーでしたが、たまたま先週ツァー会社から送られてきたパンフレットでみた飛鳥クルーズが発端で、色々みていたら
8月から9月の間だけ、小樽発着のクルーズがあると知り。
小樽なら車で行けるし楽ねぇと興味が湧き。
「飛鳥Ⅱ」は、留萌~稚内コース。それじゃ行ってもしょうがない、でしたが
「にっぽん丸」は、道北の利尻島と道東の知床半島、羅臼まで行くコース
北海道に住んでいても、この2箇所に一度に行くのは陸伝いではなかなか難しく
札幌からだと3泊はしなきゃねの場所。もちろん、私達はどちらも行ったことがなく
これなら行ってみたいと思いましたが、コースは8月28日から始まって
行ったりきたりで9月15日までの6回のみ
見つけたのが8月27日だったので、今年は無理かなと予約状況をみてみたら
9月3日~6日までのCコースに、1部屋だけ空きがあるではありませんか。
ジュニアスイートでちょっと分不相応だったけど、
考えてみたら私達は今年結婚50周年の金婚式
しかもにっぽん丸は来年5月に引退らしいので、小樽発着は今年がラストチャンス。
これはもう乗るしかないでしょと、寝かけていたおとさんに
カクカクシカジカと同意を強要決定(笑)
というわけで乗ってきました。
*
うちから高速経由で40分。
クルーズ船乗り場の第3桟橋にあるクルーズターミナルの前まで入って行き
荷物と私をおろして、おとさんは100mほど離れた駐車場に(1日千円)
クルーズターミナル内部
17時30分から乗船受付が始まりますが、15分前には満席
といっても、小型船なので、300人くらいでしょうか
冷房も自販機もない体育館のような建物。暑い日だったら大変でした。
(この日の小樽は快晴でしたが、最高気温は27℃くらい)
スイート特権で、乗船は先頭。
受付から10分後には部屋にいました(6Fの608号室)
ベランダから隣の埠頭に停泊している海上保安庁の船が見えます。
部屋は30㎡あるかないか。広くはないですが、合理的にできていて過不足なし。
にっぽん丸の名物らしい、歓迎の毛布で作ったお花。
写す前におとさんのほうは解体済みでした(笑)。
スイートはバトラーサービスがついているので、このあと長と担当の2人で入ってきて
部屋やバトラーサービス内容を説明、今晩の催し物の席の予約もしてくれました。
船中どこもチップは一切必要ナシが日本船の良いところ。
ウォークインクローゼット。バスローブと救命胴衣あり
バスルーム
バスタブは、足を伸ばせるサイズでジェット付き
アメニティはひと通り揃ってました。
歯ブラシと櫛ヘアブラシは木製のよう(使ってないので不確か)
固形石鹸はナシ
トイレは日本船ならではのTOTOのウォシュレット付き。
壁のボタンを押すと、飛行機のトイレのように
シューツッと吸い込む大きな音がしてびっくり。
必ず蓋を締めてから押さないとです。
スリッパはフカフカ系
ウエルカムシャンパンとカナッペがおいてありました。
(シャンパンはノンアルにしてもらって、夕食レストランに運ばれ済み)
食事は希望すれば夜食まで全部、無料でルームサービスしてもらえるようです。
ネスプレッソありました。カプセルも4種類。デカフェもありました。
氷は常に入っていたので、アイスコーヒーできてうれしい。
ティーバッグですが、日本茶は一保堂、紅茶はルピシアでした
双眼鏡もありました
あってうれしいベランダ
椅子とテーブルは紐で床に固定されてます
そうこうしているうちに、日が暮れかけ(17:53)
18時40分から避難訓練があるというので4階のデッキに集合(18:34)
ここでも、デラックスベランダ以上と以下とで見学場所を分離されました。
避難ボートに乗り移るときも、上級部屋からのようです。
ちょっと笑っちゃうほどのシリアスな価格差設定
そろそろ出航
このあと反対側の左舷では出航セレモニーの飲み物が振る舞われていましたが
私達はここにとどまって
埠頭で始まった地元の青少年たちのお見送り太鼓演奏を見てました。
手すり越しに見ている私達の後ろをドラを叩く船員が通って行って
クラッシックで賑やかな船出
環境配慮か、別れのテープはありませんでした。
19時出航。3分後にはこんなに離れていて、ちょっとしんみり
タグボートで引かれて(押されて?)港を出るところを見落としたのがざんねん
夕飯は、これまた分かれてデラックスベランダ以上は「春日」で、
それ以外は2階の「瑞穂」和食でした
献立は同じようですが、材料が違うのかな。
茶碗蒸しの中にはホタテ、上にウニと甘エビ
おつくり(ソイ・カンパチ・ソデイカ)
服装は「カジュアル」ですが、さすがにサンダル短パンと勘違いしてる人はいません
羅臼の生ホッケのちゃんちゃん焼き。隣のじゃが芋がおいしかった
飲まない私達。最後まで待っておられず、ここで、ご飯を持ってきてもらいました。
ご飯もお新香も赤だしもおいしい~
天ぷら(中札内の鶏胸肉・枝豆・穴子)
ここで突然、ラテン系のギターと歌が流れてきて、支配人やカメラマン
など数人のグループが乱入(?)
向こうのテーブルの人たちがハネムーンのようでそのお祝いでした。
各テーブルの担当の人がそっと教えてくれて、みんなニコニコ顔で拍手
温かい空気が流れてステキなひとときでした。
ここの名物らしいローストビーフ
せっかくなので、半分(75g)いただきましたが
とってもおいしいお肉とソースでした。
ホースラディッシュ、わさび、裏ごし梅干し添え
デザートはココナッツミルクのブランマンジェ
美食の船と言われるだけあって満足の内容でした。
食事が終わったのが20時半、次の予定は21時からの利尻講座なので
一旦部屋に帰って着替えてひとやすみ
小さい船ですし、「春日」と部屋は同じフロア、エレベーターもすぐ近くなので、
歩く距離が短くて助かります。
21時からの利尻島講座は5階のドルフインホール
利尻島から学芸員の方がいらして利尻の魅力や見どころを楽しく話してくれました。
けっこう集まってます。
ここも上は予約席、でも下で見たかったなぁ
続けて21:45から落語
番町皿屋敷の発展版、ゲラゲラ笑うほど面白かった
このあと2階のダイニング「瑞穂」での「夜食」にみなさん行くようでしたが、
私達は部屋へ
学芸員さんのおすすめ通り、朝日に照らされた利尻島を見るべく
5時に起きる予定ですが、結局寝たのは12時過ぎでした。
*
■2025/09/03(水)札幌→晴れ→+21.1→+27.3
小樽→晴れ+20→+27.1
すごーーーい!!
クルーズって、長期間のイメージだったけど。
国内で、こんなに良い感じのクルーズ
あるんですね。
救命胴衣ないと、良い感じの
陸のホテルだと思っちゃう。
続きが気になります。
で、なかなか素敵な金婚式旅!!
ナイス!
そうなの。長いのは飽きるし高杉くんだからね。
3泊くらいがちょうどよかったよ。
今回は全部お天気に恵まれたし、最高でした。
にっぽん丸は古いけど、食事とスタッフと客層がとってもよかった。
なんていうか、建て替え前のオークラって感じ。