放言室-1
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アメリカとカナダの違い   み〜~(=^・・^) 2003/02/19(Wed)12:38

『ボウリング・フォー・コロンバイン』から、こんなにグローバルな対話に発展して、
討論好き(笑)の私としては嬉しい限りです^^

「アメリカ=銃社会=銃による犯罪が多い」
というのは私自身もずっと持っていた印象でした。
しかし、この映画を見ると、それは必ずしもイコールではないのかもしれないと
思うようになりました。
マイケル・ムーア監督は、アメリカとカナダとを比較して、銃が多いから事件が多い、と
いうこれまでの概念に疑問を投げかけます。
カナダは狩猟が盛んな国だそうで、かなりの割合で一般家庭で銃を複数所有しているのだとか。

それなのに、銃による犯罪の件数は、銃規制が(それなりに)厳しいこの日本と
あまり変わらない(年間30数件)のだそうです。(アメリカは年間11000件以上)
この数字を見る限り、銃社会(銃の保有率が高い)=銃犯罪が多い、という公式は
当てはまらないことになります。

それでは何故アメリカは銃犯罪が多いのか?
ついで取り上げられたのは、「アメリカは多人種だから」という概念。
しかしカナダもかなりの割合でマイノリティーが暮らす国だそうで、これも当てはまらない。

映画の中で面白いシーンがありました。
思い切りネタバレなのでこれからご覧になる方には申し訳ないのですが、
カナダの家庭では家のドアに鍵をかけないのだそうです。
今や、安全と言われた日本でも、1ドア2キーでなければ家を守れないような状況なのに、
ムーア監督が突撃する家々は、どこも鍵が開けっぱなし。
それではカナダでは強盗や空き巣などの犯罪はないのか?と言えばそうではないらしく、
インタビューに答えるカナダの女性は、夜寝ている時に強盗に入られたことがあるけれど、
鍵はかけないわ!とのたまいます。ちなみに監督の自宅は鍵3つだとか。

この映画を見て感じたこと、それは、
「アメリカ人(白人?)は怖がりなのではないか」ということです。
それはアメリカの建国の歴史、マイノリティへの迫害の歴史と繋がっている。
確かに、一昨年の同時テロ事件は、アメリカのみならず、海のこちら側の私たちにも
恐怖を与えるに十分過ぎるものだった。
それから、政治家はアルカイダの凶暴性を喧伝し、イラクの見えざる大量破壊兵器におびえ、
マスコミは恐怖を煽る報道を繰り返し、襲われる恐怖、攻められる恐怖で
人々が支配されていく。
その裏返しで虚勢を張って(いるように見える)武力増強し、個人では銃に弾を込めて
枕の下に常備する。
そしてたとえ相手が武器を持っていなくても、危険を感じたら攻撃し発砲する、かもしれない。
そういう状態のアメリカを見て、現在アメリカに敵対している、どう見ても弱小な国々は、
戦力増強を諦めるだろうか?と思う。
決してイラクや北朝鮮の肩を持つ気はなく、さりとてアメリカに同調することもできない。
日本の首脳は一体何をやっているのだろう、と嘆かわしい昨今です。

ああ、またしてもちょ〜長くなってしまった・・・まとまりないし・・・(大汗)




雑感&業務連絡   はるみん 2003/02/19(Wed)11:35

みなさん、興味深い投稿をありがとうございます。
武器の問題、戦争の問題、特に西側とアラブの問題は、なかなか奥深い問題でありまして、
書き始めたら時間がいくらあっても足りないですね。

さとこさんが書いている、
「アメリカ人はと、ひとくくりにできない」と言う点と、
「イラクがどんな国家であろうとも」というところ、まさにそういうことですね。

私は、ちょくちょく反米のことを書いていますが、決してアメリカ嫌いというわけではなく、
むしろ、30年前に行った初めての外国がアメリカでしたから、そこから受けた良い影響は大きく、
アメリカには学ぶべき事がたくさんあると思っています。

でも、雑感の「挙国一致」にも書きましたが、持てる国が持たざる国に仕掛けてはいけないということ。
これだけは、どうしてもやってはいけないことと思うのです。

それにしても、以前、トラボナの洞窟地帯を攻撃する前に米国防省が発表した、
ビン・ラーディンが同時テロについて語っている様子を撮影したとされるビデオテープといい、
このたびの、イラクに共闘を呼びかけたと言う肉声テープの発表といい、
なんという素晴らしいタイミング(笑)。
おまけにそれに合わせて「3日分の水・食料を準備するように」とのご通達があったとか。
アメリカ人は(おっと、こう言う言い方はよくないですね/笑)本当にあんな茶番を信じているのかしらね。

ラリーなどにすぐ参加するアメリカ人の良い所は、裏を返すと、
マスコミや政府の発表をハートで聞いてしまうのではないかと心配になります。

ところで、みなさんにちょっと、お願いです。
投稿文が横に長くなると、文章の途中で行が変わって読みにくくなりますので、
書き込みなさるときは、メールを書く時の要領で、文節の区切りの良い所で、
「Enter」キーを押して、段落を入れてください。

この投稿枠の横幅に2、3文字分位の余白を残す所まで書くと、この行のようになります。
↑これで、横の長さの目安になりますでしょうか?

また、内容の変わり目などには、空白行を入れていただくと、
尚いっそう読みやすくなると思います。

このような、文字数の多いディスカッションの場では、読みやすいということも
大切な要素になりますので、よろしくお願いいたします。

*スージーQさん、さとこさんの今回の投稿については、
私がレイアウトのみ校正させていただきました。
ご了承ください。

>ピットちゃん
おめでとう!ヽ(^。^)ノ
こんど、ランチでもおごっておくれ。




インターネットの魅力   スージーQ 2003/02/19(Wed)08:30

つい数日前までは知る由も無かった方達とこうやってかなり高尚(笑)な事に関して
意見の交換が出来る、これが何処そこに集まってなんていったらなかなか実行出来ませんよね。

9月11日のテロは大きな衝撃でした。
実況で2機目が突っ込んだ時もその時は何が起きているのか理解出来ませんでした。
年に3〜4回日本に帰る私にとって初めて身の安全を思い、
これから航空業界はどうなるのだろうと心配しました。
「人生なるようにしかならない」主義の私は事件から1ヶ月経たないうちに日本に行きましたが、
航空業界が受けた打撃はとてつもなく大きくて大手のUnitedやDeltaがアップアップの状態です。

アメリカ人は他所の国のことより自国の経済立て直しを願っています。
対イラク戦争が始まるといううわさでガソリンが一気に30%値上がりしました。
このことはすべてに影響を及ぼすので大変なことです。

話しがとんでしまいますがアメリカのガソリン代は1リットルあたり50円ですから
日本と比べれば安いですよね。
話があっちこっちに飛ぶ前に失礼します。




勉強になりました   さとこ 2003/02/19(Wed)06:17

スージーQさん、記事の掲載有難うございました。
ブレイディ法について詳細を知らなかったのでとても勉強になりました。

日本にいた時は「どうしてアメリカは銃を規制しないんだろう」と単純に考えていましたが、
アメリカに来て少し考え方は変わり、もちろん銃社会に反対ではありますが、
持つことを主張する人の考えも少しは理解しています。
基本的に単一民族(といっていいかわかりませんが)な日本ではひとつの物事に対して
概して皆同じ判断を下しますが、そのように「ツーカー」でことが進むのは幸せなことですね。
「誰だってこう考えるだろう!」と思うことがあっさり裏切られることの多いアメリカ生活は
多面的で刺激的でもあり弱っているときには疲れてしまうこともあります。

ところで私が「放言室」の素晴らしき論客方の中に混じって書いている日が来ようとは!
感無量です、はい。




井戸端かいぎじゃなくて...    スージーQ 2003/02/19(Wed)00:37

ネット集会ですね。
一人でも多くいろんな出来事に関心を持つことは素晴しいですよね。

10年前のことですが銃砲規制法が成立した時の記事です。
米国で四半世紀ぶりの銃砲規制法の名前の由来となったジェームズ・ブレイディさん、サラさん夫妻は、
同法成立のニュースをホワイトハウスでクリントン大統領とともに受けた。

大統領候補のレーガン氏の側近から大統領報道官と、共和党のエリート活動家だった
ブレイディさんの人生を変えたのは、レーガン大統領が就任して二か月余りの八一年三月三十日だった。
ワシントンで、精神異常者がレーガン氏暗殺を試みた際に頭を撃たれて、病院に運び込まれた。
弾丸摘出手術は六時間に及び、その後も寝たきりが続いて再び話せるようになるまで半年もかかった。
五十三歳の現在も車いすの生活で、左手はほとんど使えない。

「ブレイディ」の名前が再び米政治の表舞台に現れたのは、八〇年代後半に凶悪犯罪の波が米国を襲い、
銃砲規制を求める声が強まった時だ。
退院後、サラさんとともに銃砲規制活動を始めたブレイディさんは、身をもって銃の危険を訴え、
規制法は「ブレイディ法」の通称まで付けられた。

西部開拓時代の遺産が色濃く残る米国で、銃砲を規制するのは至難の業だ。
全米ライフル協会(NRA)を筆頭とする「ガン・ロビー」は、規制反対派に大量献金し、
賛成派落選に全力を尽くす。
八六年に最初に上程の動きがあって以来、ブレイディ法は毎年のように議会で廃案になってきた。

今年それが違ったのは、凶悪犯罪増加に対する米世論の硬化だった。
その中にはもちろん、昨年十月に南部ルイジアナ州バトンルージュで起こった
服部君射殺事件の衝撃もあった。
服部君の両親の大統領会見はロサンゼルス・タイムズ紙が一面で扱うなど、世論は規制に傾いていた。

ブレイディさんは、二十四日の成立後、議会で記者会見して喜びを語り、
同法に反対していた共和党のボブ・ドール上院院内総務とも握手した。
ホワイトハウスでブレイディさんを迎えたクリントン大統領は、思わず涙ぐんで
ブレイディさんと感動を共有し、成立を心から喜んだ。

NRAの調べでは短銃だけで六千万から六千五百万丁、ライフル銃も入れると
二億丁が出回る銃社会のアメリカ。
クリントン大統領は、「これが始まりだ」と語った。
米国での犯罪との戦いは緒についたばかりだ。

この法案成立後も少しずつ改正されてきてはいますが、その数が半端じゃないだけに
事故的な事件もあとをたちません。
長くなってしまったので今日はこれまで。



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