2/2-料理本好き

ここ数年、本や雑誌は、ずいぶん処分しましたが、
料理の本は手つかずのまま
でも先はそう長くないし、最近ではもうソラで作れるものしか作らないし、体力があるうちに整理しておこうかと収納場所を開いてみたら、どれもこれも、処分するには忍びないお宝の数々
昔の料理の本は、写真は少ない(あってもほとんどモノクロ)けれど、代わりに凝ったスケッチが入っていたり、料理も文章もすばらしく、内容が充実していたように思います。

・ポテトブック(1976年11月1版1977年3版)
これなど、序文はトルーマン・カポーティ(「ティファニーで朝食を」や「冷血」「遠い声遠い部屋」などの作者)
訳者は伊丹十三
近年は、映画監督で知られてますが、最初は俳優で物書き。
女たちよ! (1968年)再び女たちよ!ヨーロッパ退屈日記 (1976年)なんて、最初から最後まで笑い転げて読んだものです。
あんなに笑えたのは私が若かったからだけではなく、
やっぱり文章力のなせる技だったと思います。

これもレシピはもとより文章とスケッチが秀逸
・ビアードさんのパンの本(1976年9月1版1977年5版)
・パンの本(1979年4月)
これは、日本に転勤してきた米国人のために、
日本で買える材料で作れる料理(主に洋風)のレシピ本1(978年月版)
Buy it’n try it(「奥さん、これを買ってやってみぃ」ってな感じ?)
というわけで、これも処分できず
まだまだ読み物としても面白いお宝ありますが、今回は写真だけ。
このあたり、50年もの。
結婚した時お米の研ぎ方もおぼつかなかった私。
暮しの手帖とクック(千趣会)で学んだことが多かったとしみじみ
というわけで、料理本は始末せずこのまま置いておくことに
そのうち誰か面白がってくれる人に持っててもらいましょ。

2/2-料理本好き」への2件のフィードバック

  1. 何だろう、この既視感。
    暮しの手帖、栄養と料理、みんな私の本棚と
    同じ。
    おせち100種なんて、まあ懐かしい。
    私のは、タイに行く時、処分しちゃったけど。
    昨日、子供が来て、去年亡くなった母が
    良く作ってくれた春巻き作ろうと。
    私がタイにいた間、子供達は良く母の所へ行ってて。
    婆ちゃんの味だと、喜んで作ってました。
    婆ちゃんの味が春巻きって、微妙に
    楽しくて。
    そうそう、母の古い暮しの手帖は、
    上の子が、資料として読みたいと
    譲って欲しいと言ってました。
    昭和史として読むそうです。
    で、具沢山の春巻き!!

    • るーさん
      具だくさん春巻き、巻き方も揚げ方もきれいでおいしそうだわ。
      (お腹すいた==)

      暮らしの手帖も、栄養と料理も、講師も一流で今よりずっと良かったよね。
      教え方も想像力あって親切だったし、手近な材料で作れる料理ばかり。
      それでて味は確実だった。

      昔の料理本は、高かったけどね(相対的に)
      手元に置いておきたいものが多かったよううな気がするわ。
      入江麻木さんやホルトハウス房子さん、佐藤雅子さん、石井好子さん等々、
      若かった私に料理のみならず、知らない世界を見せてくれる面白さがあったわ。

      そうだ!私の料理本一式。
      るーさんの娘さんにもらってもらおう!
      もう少し手元に置いておきたいけど、
      10年くらい先にもらってくれるかしら?

      暮らしの手帖も1世紀、専用の箱入って、
      100册。2世紀は全部はないけど、ほとんどあるわ。
      これもるーさんの娘さんに引き取ってもらえるなら
      安心だわ。

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