3/22-鍋パン

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Amazonで探しものしてて、「鍋パン」の本を発見。→「おいしい。まぁるい鍋パン
一時ハマって集めたものの、今やコレクション化している、重い鍋活用にいいかもと、
買ってみました。

南部鉄器の及源には、以前から「タミさんのパン焼器」なんてのがあったし、
厚手の鍋でパンを焼いている人は多く、目新しいことでもありませんが、
この本に興味を惹かれたのは、フランスパンの粉を使って、
水分を通常より多くすると書いていたところ。

フランスパン(ブールやバゲット)を作りたくて、「テロワールピュール」
という、フランス産の小麦粉を買ったはいいけど、家庭用のオーブンでは
なかなか専門店のようにはいかず、持て余していたので一石二鳥。

この本で使っている鍋は、直径24センチで、粉は300gが基本のようです。
(300gの粉でできるパンのサイズは、1斤です)
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蓋ごとオーブンに入れなくちゃいけないので、オーバルですがこのお鍋を使いました。
ここ(2009年5月の日記)で書いたことがある、野田琺瑯のブリコ。
これは、27x21x10センチなので、円形の24センチと容量は同じかなと、

ちなみに、肝心の水分率ですが、この本の量は、パナのホームベーカリーの
フランスパンレシピより、少なかったです。(パナ:78%強、本:70%)
パナのHBは、30年以上の歴史があるので、レシピも推敲されたものなのか、
HBは、材料を入れたら自動で焼き上げまでやってくれるので、手捏ねと違って、
水分が多くてもかまわないので、ベストな水分を優先したのでしょうか。
いずれにしても、パナのHBは、おいしいパンを作ってくれるということは、
使っててわかっていましたが、客観的にも立証されたようで、うれしい限り。^^

ということで、最初の鍋パンは、焼き方を参考に、配合は慣れているもので
作りましたが、従来の作り方(天板に種を乗せて焼く)と比べると、
お鍋のほうが手間がかからず、出来上がりは上。
皮も中身もブールらしくできました。
休眠中のお鍋の使い道もできたし、買ってよかった1冊でした。

作ってみた鍋パンを、この下の「続き」に書いていますので、
よかったら覗いてみてください。(但しちょっと長いです/笑)

<材料>
フランスパン用の準強力粉270g グラハム粉30g
インスタントドライイースト(私は低糖パンにはサフの赤ラベル使います)2g
冷水(5℃くらい)230cc  塩→5g 糖分(キビ糖かはちみつ)5g
ドライいちじく120g(1センチ位の角切り)クルミ(粗く刻む)50g
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ちょうど、国産のドライいちじくとくるみもあったので、グラハム粉も入れて作りました。

こねと一次発酵までは、HBでやりました。
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具材(いちじくとクルミ)も容器の中で生地と合わせ
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お鍋にクッキングシートを敷いて、丸めた生地を入れ、蓋をして温かいところに
1時間ほど置きます。(2倍に膨らむまで)
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オーブンに発酵機能(40℃キープ)がついていたら、それを使うほうが確実。
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1時間経ったら中を見て、2倍になっていたら、発酵終了。
切れるナイフで、井桁にクープを入れて(下手くそなクープで失礼(^^ゞ
霧吹きで蓋に水をシュッシュして、蓋をして、240℃にセットしたオーブンで、
まず17分焼きました。(私はパンを焼くときは、窯伸び期待で、予熱せずスタートしますが、
予熱したところに入れるときは、最初の焼きは5分位短くしてください)
次に蓋をあけて、10分焼き、220℃に落として15分~18分くらい。
表面がきつね色になったら出来上がり。
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焼き上がり。
ちょっと写真の色が悪いですけど(^^ゞ ハード系パンらしい顔つきで出てきました。
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カットしてみたらこんな具合。
具材の散らばり具合もいいし、カットしたいちじくの角がちゃんと残ってます。
最近のHBは、具材が粉々にならないように粗混ぜ機能がついていますが、
柔らかい具材は、細かくなってしまうし、ラム漬けレーズンのような水分がある素材は、
下に沈んでしまうしで、イマイチ。
コネまでHBで、具材を混ぜ込むのは手でやって、容器に入れてオーブンでも
それなりにおいしくできますが、鍋パンはその上の出来でした。
(いつもの配合で作ったのは、その違いを知りたかった、ってこともあり)
これからは、具材入りは、お鍋で作ることに決定!

というわけで、続けてチーズ入りも作りました。
(一次発酵までHBでやれると、連続2個も軽々です^^)

<材料>1.5斤用
強力粉350g、グラハム粉50g、キビ糖大さじ1、塩7g、
スキムミルク10g、無塩バター20g、プロセスチーズ200g
お鍋は同じサイスですが、上の出来上がりを見て、1.5斤でも行けると思いました。
コネと一次発酵は、上と同じくHBで。
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焼き上がりました。このお鍋には、1.5斤がちょうどです。
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混ぜ方が悪かったので、散らばり具合はイマイチですが。チーズの角はちゃんと残ってます。
チーズを200gも入れらるのは、お鍋ならではです。
HBでは粉400gなら、具材は100gが限界。しばし鍋パンにハマりそうです。

オマケ
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ブリコの蓋のつまみは樹脂なので、変形しないかと心配しましたが、大丈夫でした。
さすが、野田琺瑯。今更ですがこれが廃番になったのは残念。

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