「いつまでもあると思うな女房とお金」
ということで、おとさんが通えそうな料理教室探していて見つけた北ガスクッキング教室
色々なコースがありましたが、中でも目を引いたのが「シェフズクッキング」
2月の先生は、料亭川甚の板長さん
こんなチャンスはめったにないわと残り2人の定員に滑り込み。
おとさんの下見も兼ねて2人で行ってきました。
講師の本間先生(中央)とお弟子さんで、お料理やさんのカウンターの雰囲気
今回のテーマは、桃の節句の献立。
まずは講師の先生のデモンストレーションを見てから、生徒たちが作るという流れ
本間先生は、菊乃井の村田さんのお弟子さんだったとか。
料理だけじゃなく和食周りの知識も豊富で、作りながらの話が
興味深く面白く引き込まれました。
で、先生作の本日の献立のお手本
お椀:清汁仕立て 焼いた鯛・型抜き紅白大根と人参
椎茸・白髪葱・松葉柚子
和え物:筍の木の芽味噌和え・近江コンニャク
酢の物:サーモン・菜の花・人参・大根
花見ご飯:鶏の鍬焼き・錦糸卵・ユリ根・エビ・干瓢・椎茸・油揚げ
これに加えて、お店から持参の八寸
イクラ・昆布巻・タコの柔らか煮・エビ煮・干し柿バター
黒千石(黒豆)のクリームチーズ寄せ・松風・炒り黄身
もう一品は、ウニの茶碗蒸し。これだけでも授業料以上。
ランチに来た気分
調理は、各テーブル4人一組で進めます。
今回は一から作っていたら大変とのことで、川甚さんの厨房で
予め、材料を全部切っやり型で抜いたりしたものが、用意されていて、袋を開けて切って盛り付けるだけ。
調理といえば、お椀の鯛を焼くのと、酢飯を混ぜるくらい。
おとさんは 和え物と食器洗い
私は 材料を袋から出して サーモン切って
ちらし寿司の酢飯作りと容器洗い
あとは他のお二人がやってくださり、あっという間に出来上がり
お寿司の上の小さなうさぎや桜の花びらに見立てた百合根などお店での下ごしらえ材料のおかげで美しい出来栄え
特別料理も盛り付けられて運ばれてきて、ランチに来た気分
当たり前ですが、どれもすばらしくおいしかったです。
料理の味付けはもとより、目からウロコの作り方など、この授業料では申し訳ないほどのお宝知識いただいて帰ってきました。
*今回の印象に残ったポイント
・昆布は60℃で2時間
そのあと80℃に上げてかつおぶしを入れて火を止め
そのまま少し置いて濾す
・酢飯にはもち米を1割位加える。
・保存用のイクラは出始めの粒が小さく皮が柔らかいのではなく
粒がしっかりして来る時期のものを使う
・イクラの醤油漬けは、皮を外してつけ汁にいきなり
漬けるのではなく、つけ汁で洗って、ザルに上げを
2回繰り返し3回目に、汁を少し加えるくらいの状態で、
冷凍保存する
・筍茹で
米ぬかの代用は片栗粉、鷹の爪の代用は一味で
・中国産の袋詰の茹でタケノコは、白いアクを洗い流して
砂糖を少し入れて茹でる
・筍の煮物には炊飯器を使う方法も良い
・魚の盛り付けで頭を左に置くのは「左大臣」から来ている
「あなたのほうが上位」の意味合い
・盛り付けは、丸前四角向こう
・一口サイズに切る寸法、女性用は2.7cm、男性向けは3cm
・酢の物は右(お向こう)煮物は左
・ひな祭りと桃の節句は別のもの
ひな祭り→勢力結婚により悲惨な亡くなり方をした
女性を弔う意味合いがある
桃の節句は、女の子のお祭り