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朝、ちょっと早めに家を出たのですが、
途中でおなかが痛くなって、
乗換駅でトイレに駆け込み…。
朝、しっかり腹ごしらえしておこうと思って、
いつもの朝食にゆで卵をプラスしたのが原因。
遠出するときは、ゆで卵は禁物なのです、わたくし^^。
ま、そんなハプニングがあって、
一番最初の愛之助と孝太郎の舞踊「正札附根元草摺」を
見逃しまして、
2番目の「八陣守護城」湖水御座船の場、から見ました。
加藤清正が徳川家康に毒をもられた、という言い伝えを元にしたお芝居です。
仁左衛門の兄さんの片岡我當が佐藤正清(加藤清正)。
他に愛之助、進之助、秀太郎他の片岡一族の出演でした。
このお芝居は、舞台装置というか大道具の御座船が立派で、
それが主役みたいな感じ。
うささんがよくラブちゃん、と呼んでいた愛之助は、
佐藤正清(加藤清正)の小姓役。
美少年ぶりがぴったりでした!
3番目は坂田藤十郎の舞踊「藤娘」。
藤十郎は顔が大きくて、4頭身か5頭身みたいな人ですが、
踊りは、さすが人間国宝!!
舞踊なんて、さっぱり分からないわたしでも、きれいだなぁ…と見とれてました。
とても77歳とは思えない!!
こんなだったら、若い舞妓さんと遊んでもOKだなぁと、
変に納得してしまいました。
Pitさんも、まだまだいけますよ!
さて、4番目の演目は「石切梶原」。
名刀の試し切りに罪人を二人重ねて、
二つ胴にして、切ろう!!というような怖い設定や、
二つ胴の代わりに、神社の石の手水鉢を真っ二つに切ったり…。
そこから、石切(いしきり)梶原というのでしょうが、
残酷なのかこっけいなのか、乱暴なところのある物語なのに、
そこはそれ、中村吉右衛門の梶原は、
堂々として風格が漂い、立派な容姿、セリフの名調子!
見ていて気持ちのいい梶原でした。
やっぱり、吉右衛門さんはいいなぁ!と、あらためて思いました。
残念だったのは、見得が決まって、ここぞ!!というときに、
大向こうからの掛け声がなかったこと!
東京の歌舞伎座に比べて、京都はおとなしいです。
昼の部の最後は、森鴎外の原作を宇野信夫が脚色した「ぢいさんばあさん」。
「石切梶原」とともに、これもとても楽しみにしていたお芝居です。
仁左衛門の夫、玉三郎の若妻・・・ふたりとも容姿に恵まれて美しいうえに、
しみじみした味わいを出していました。
夫が出張先の京都で、ふとしたことから同輩を殺してしまい、
他藩にお預けの身となり、相思相愛の夫婦は37年間別れて暮らし、
やっとお咎めがとけた夫が江戸に帰って、妻と再会したときは、
二人ともじいさん、ばあさんになっていた、というお話です。
玉三郎演じる妻が、たったひとりの子どもを疱瘡でわずか3日の患いで亡くしたと夫に謝るところでは、
思わずもらい泣きしてしまいました。
この芝居には海老蔵も出ていたのですが、
でも、あっという間に仁左衛門に切られて、ちょん!
海老蔵の役は、友人たちみなに嫌われて、宴会にも呼んでもらえない、いやな旗本。
そんな男の寂しさ、ひがみ、いやみが、目つきに出てました(笑)。
海老蔵は声が凛々と張っているのが、わたしは好きなのですが、
もっともっと芝居がうまくなれば、さらに声がよくなるでしょう。
團パパや吉右衛門おじさんはじめ先輩方にお稽古をしっかりつけてもらい、
いい役者さんになってほしいものです。
それにしても、海老蔵も美しい!!
写真は、南座のロビーというか売店の前の狭いスペースに飾られた、
役者さんたちへの飾り(名前、なんていうのかわかりません)です。