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一心行の桜さん<初めまして♪ 私、淡墨桜と申します。
一心行の桜さんは、樹齢400年だそうですね。 お若くて羨ましい…。 私、1,500年余の年月を経た御婆ちゃん桜です。 一心行さんは、エドヒガン家のご出身とか…?! 実は、大井次三郎博士によれば、私もエドヒガン家の出身らしいのですが、 三好 學博士によれば、同じヒガン家でもムレヒガン家だと言うし、 牧野富太郎博士なんかは、ウバヒガン家の出だと言うんです。 よりにもよって、「ウバ桜」呼ばわりは酷いと思いません?!
一心行さんは、さぞかし大事に育てられてきた事でしょうね?! 私なんかは、皆さんから忘れ去られて枯れ果てる寸前でした。 昭和42年4月11日に作家の宇野千代女史が私を見舞ってくれて、 瀕死の私を救えと当時の平野岐阜県知事に陳情して下さり、 昭和43年のグラビア誌の「太陽」4月号にも感想文を寄せて下さり、 死の直前に、岐阜大学の堀武義教授に助けられて現在に至ります。
大正11年10月12日に内務省天然記念物指定を受けていた この姥桜も、 混沌とした世界に突き進んで行く時代と、戦後の経済最優先の世相の変化と共に スッカリ忘れ去られ、私の役目は終わったものだとばかり思っていましたが、 現在、この老婆の姿を愛でてくれる人達が未だいる事に、生きる喜びを見出しています。 人々が私達桜の花に背を向ける時は、危ない世界が忍び寄って来ている証でしょう。 これから先 いかに世の中が変わろうとも、私達桜が人々の心を潤して行くように 全国の桜さん共々手を携えて、毎年の開花に向けて頑張りましょうね♪
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